Google日本語入力は、グーグルの社員が勤務時間の20%を自分が重要だと思うプロジェクトに費やせる「20%プロジェクト」から開発が始まっている。当初は、ソフトウェアエンジニアの小松弘幸氏と工藤拓氏の2人により開発が進められ、その後多くのメンバーが参加する正式なプロジェクトとなった。メンバーには「Anthy」「skkime」など多くのインプットメソッドの開発経験者が含まれているという。 小松氏は、「最初の数カ月はデザインディスカッションのみで、コードは書かなかった。これまでの経験を踏まえ、はじめからマルチプラットフォーム対応として設計しており、開発にあたっては社内外のオープンソースソフトウェアを活用している。Google日本語入力は、Webのデータと計算機環境、そしてエンジニアが組み合わさってできたもので、Googleでないと作れないソフトウェアだと思う」と語った。 工藤氏は、Google