2017年6月24日、駒澤大学駒沢キャンパスにおいて、史料保存利用問題シンポジウム「地域史料の保存利用と公文書管理の在り方」が開催されます。 主催は日本歴史学協会と日本学術会議史学委員会で、全国歴史資料保存利用機関連絡協議会と日本アーカイブズ学会が後援しています。シンポジウムでは3本の報告が行われます。 参加費は無料です。 日 時:2017年6月24日 13:30~17:30 会 場:駒澤大学 駒沢キャンパス 1号館 1-204教場 報告 自治体文書館のあゆみと地域史料保存―広島県立文書館の場合― 西向 宏介(広島県立文書館主任研究員) 神奈川県立公文書館の現状と課題―全量選別と人員配置を中心に― 上田 良知(神奈川県立公文書館非常勤職員) 地域史料の保存利用と資料ネット―千葉歴史・自然資料救済ネットワークの活動を通して― 小関悠一郎(千葉大学教育学部准教授) 史料保存利用問題シンポジウム
千葉県が作成・保存する公文書を収集する県文書館が昨年、戦没者名簿や遺族台帳など第二次世界大戦の関係文書約500冊を廃棄していたことが学術団体などの調べで分かった。県は「『不要』と言い切れないものもあった」と落ち度を認めている。1952年度までに作成・取得した公文書を「歴史公文書」として文書館で保管するよう定める県の内規にも違反する運用だったという。 県文書館は2016年3月までの1年間に所蔵公文書1万177冊を廃棄した。歴史的文書や記録の保存・活用などについて研究する「日本アーカイブズ学会」などが県に確認したところ、この中には戦没者遺族台帳、復員者名簿、県内から旧満州(現中国東北部)への移民団名簿などが含まれていた。
貴志俊彦(きし としひこ):京都大学東南アジア地域研究研究所 教授 略歴 兵庫県出身。島根県立大学教授、神奈川大学教授、京都大学地域研究統合情報センター教授などを経て、2017年1月現職。日本学術会議連携会員等を兼任。研究分野は、日中文化交流史、東アジア情報・通信・メディア史研究、トランスナショナリティ研究など。 戦前に中国大陸で撮影された3万5千点あまりの弘報用写真およびネガフィルムが、戦後、直後のGHQによる接収を逃れて、京都大学人文科学研究所に委託・寄贈された。この膨大な写真資料は戦後70年の間封印されてきたが、およそ6年の歳月をかけて、2016年にようやく公開されるにいたった。華北交通写真資料の整理、デジタル化、分析の過程で、これまでいわれてきたように、華北の石炭など鉱物資源の対日輸送の状況、愛路運動や宣撫(せんぶ)工作など治安維持の現場、華北交通会社における人材育成の様子、民族工
ユネスコの記憶遺産(世界記憶遺産)に、東寺百合文書が認定された。 www.asahi.com 日本のものが認定されてうれしいという以上に、東寺百合文書を保存し、整理し、公開してきたたくさんの人々、とくに所蔵している京都府立総合資料館の人々の尽力が報われたという意味で、たいへんおめでたいできごとだ。 東寺百合文書は、京都の東寺(教王護国寺)が伝えてきた、約25000通にもわたる中世文書の一大コレクションだ。加賀藩主前田綱紀が東寺に寄進した約100箱の桐箱に保管されていたことから、この名前がついている。東寺が伝えてきた中世文書(広義の東寺文書)は、おもに東寺(狭義の東寺文書)、京都府立総合資料館(東寺百合文書)、京都大学(教王護国寺文書)の3ヶ所に分かれて所蔵されている。そのうち、量的にもっとも多い府立総合資料館蔵の東寺百合文書が、今回ユネスコの認定を受けた。 マスコミでの報道では「寺院経営の
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