中国で大人気となったネット宮廷ドラマのテレビ放送が次々と中止になっている。共産党系紙が批判した直後の放送中止とあって、ネット上では様々な意見や臆測が飛び交っている。 ドラマは「延禧攻略」。清朝の後宮「延禧宮」を舞台に、様々な苦難を乗り越え、乾隆帝の妃(きさき)に上りつめた女官が主人公だ。2018…
出典:中国图书馆学会, 国家图书馆. “按年份全国公共图书馆主要业务活动情况”. 中国图书馆年鉴2016. 國家圖書館出版社, 2017, p. 420. を基に筆者作成。 このように、中国の公共図書館の規模は拡大を続けているが、一方で、地域間格差の存在が問題となっている。12%の県級(6)行政区において公共図書館が設置されておらず、特に農村地区や中西部地区は空白地帯となっている(7)。 3. 公共図書館法制定の経緯 中国における公共図書館法制定の動きは、1990年の文化部による「公共図書館条例」の起草まで遡ることができる。その後、政府機構の改革等が原因でしばらく中断したが、2001年から2004年にかけて「図書館法」の制定が試みられるなど、図書館関連立法の取組は続いていた(CA1670参照)(8)。そして、2008年11月、文化部が北京で会議を招集し、今回制定された公共図書館法の立法作業
3月から中国の中学校で使われる歴史教科書から、中国が混乱に陥った政治運動「文化大革命」の項目が削除される見通しだ。文革を発動した毛沢東の過ちを認める表現が削られるとみられる。中国では政治的な問題を巡る発言への締め付けが強まっているが、改訂の是非を巡り批判や疑問の声が上がっている。 中国は昨秋から順次、「歴史」「国語」「道徳と法治」の教科書の改訂を進めている。以前は複数の出版社の教科書が使われていたが、この3科目は「重要で特殊な教育機能がある」として教育省が統一して監修するようになった。新たな教科書では、愛国意識を養い、共産党が国を発展させた歴史を詳しく教えることに重点を置いている。 注目を集めているのは、中学2年生向けの「中国歴史」。現行版は「文化大革命の十年」という独立した項目を設け、全国の学校や工場が閉鎖され、知識人らが迫害されたなどと説明している。ところが10日、新版とみられる内容の
【上海・林哲平】英国のケンブリッジ大出版局は18日、ウェブサイトに掲載されている天安門事件など中国関連の論文300点について、中国からの接続を遮断したことを明らかにした。出版局は中国当局からの要求に従ったとしており、敏感な内容の論文が国内で広まるのを警戒する中国の意向に沿った格好だ。研究者からは中国の言論統制が海外にまで及んできたことに懸念が強まっている。 出版局がサイト上で発表した声明などによると、遮断されたのは中国研究の有力学術誌「チャイナ・クオータリー」に掲載された論文や書評の一部。テーマは天安門事件のほか、チベットといった民族問題、台湾問題などで、1960年代から今年にかけての論文などが掲載された。
2016年9月21日から22日まで、中国・重慶に於いて中国機関リポジトリ第4回年次大会が開催されました。この会議は、中国科学院国家科学図書館と、CIRG(中国機関リポジトリ実装グループ)、重慶大学図書館の共催で行われ、330人以上の登録参加者を集めました。 研究データ管理、CRISシステムとの統合、トレーニング、ポリシー、ガイドライン等幅広く議論され、機関リポジトリ構築をサポートするChina Open Research Cloud (CORC)の機能とサービスの紹介や、海外諸機関の講演者によるプレゼンテーション、中国学術機関リポジトリ(China Academic Institutional Repository: CHAIR)の創立式典が行われました。CHAIRには33大学が加盟しています。 Brief report of the 2016 Chinese Institutional
・中国軍事パレードで気になったこと(極東ブログ) → 中国(中華人民共和国)は戦勝パレードをする権利がある。それ自体はとがめようがない。しかし,その内実はきっちり「反ファシズム陣営の一員として,大日本帝国を倒したこと」の誇示でなくては名実が一致しない。このような大々的で現在の兵力を誇示するような軍事パレードとして挙行し,虐殺を行った独裁者を招待したことについては,批判されて当然であろう。 → 潘基文国連事務総長について。彼はこの軍事パレードの意味合いが,日中戦争の戦勝誇示にはないことを当然知っていたが,にもかかわらずバシール大統領と同席したのである。確かに国連は二次大戦の連合国=反ファシズム陣営を起源するが,反ファシズム陣営として連合したのに身内に全体主義国家を含むというねじれを原初から有していた。このねじれが冷戦と国連の無力化の双方を生んだわけであるが,だからこそ起源を論拠に中国の正当性
2015年09月30日19:05 カテゴリオタクin中国アニメ 中国オタク「実は作品を見たことないのに、キャラにハマっているヤツっている?……俺みたいに!」 ありがたいことに 「中国オタクの間でも、いわゆる『にわか』的な人はいるのでしょうか?そんな人達について何かありませんか?」 という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。 中国オタク界隈でも当然ながらいわゆる「にわか」っぽい人達はいますし、最近の動画サイトで配信される作品の人気、特にネットによる話題の拡散に関してはそういったにわか的な人をどれだけ巻き込めるかのような所もあるとかなんとか。 しかしそれと同時に、中国オタクの面々の間でそういったにわか、或いは作品をちゃんと見ないで語る人が嫌われる所があるのも確かです。 中国のソッチ系のサイトでは 「実は作品を見ていないのにキャラにハマっている」 といったことに関するやり取りが行わ
「こ、これは……『艦これ』ですか?」 「えっ? あ、はい! そうです。あの、すみません。あなたは日本人…ですか?」 「ええ、そうですけれど…。これは自分で描いたものですか?」 「はい。自分で描きました。感激です…日本人…。恥ずかしいですが、よかったらこれ(イラスト集とクリアファイルを差し出して)、記念に持って帰ってください!」 中国・南京でアニメやゲームの同人イベントが開かれると聞き、足を運んでみた。 会場に足を踏み入れてみると、100以上のブースが置かれ、10代後半から20代半ばと思われる中国の若者たちが自分で書いたイラスト集やクリアファイル、缶バッジ、メモ帳、ノート、ボールペン、キーホルダー、紙袋などを販売していた。その中に上記の男子大学生(21歳)もいて、私に商品(会場でのお値段は60元=約1000円)をプレゼントしてくれた。 中国には日本のアニメを見て日本好きになった若者が大勢いる
12月26日、安倍晋三氏が日本の首相として7年ぶりに靖国神社に参拝したことは、外交上の大失態だったように見える。 中国、韓国、米国は揃って、250万人の日本の戦没者とともにA級戦犯14人の霊が合祀されている靖国神社に安倍首相が参拝することに反対する姿勢を明確にしてきた。しかし安倍氏は、2006~07年の第1次安倍政権の際に靖国神社に参拝しなかったことを後悔していると述べていた。 安倍氏は多分に、失うものはほとんどないと感じ、今、諸外国の反応により靖国参拝の決断が正当化されたと判断しているのだろう。 安倍首相の読み 中国、韓国両政府は予想通りの激しい反応を示した。中国のある報道官は、安倍氏は「侵略を美化している」と非難し、靖国神社で祈りを捧げられている戦犯を「アジアのナチス」と呼んだ。韓国は「遺憾の意と憤り」を表明した。靖国参拝は東南アジアも動揺させた。このような問題にはめったに口を挟まない
イギリスに駐在する中国の劉暁明大使は、安倍総理大臣の靖国神社参拝について地元の新聞に寄稿し、イギリスの作家による世界的なベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズになぞらえながら、「歴史を反省せず、解釈の変更を試みる行為は、世界平和の深刻な脅威になっている」と非難しました。 これは、中国の劉暁明駐英大使が2日付けのイギリスの新聞「デーリー・テレグラフ」に寄稿したものです。 この中で、劉大使は、イギリスの作家による世界的なベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズで、悪役の魔法使いが邪悪なみずからの魂を器に入れて保管していたことになぞらえ、「日本の軍国主義が悪い魔法使いだとすれば、靖国神社こそが魂を入れていた器であり、日本の精神のもっとも暗い部分だ」と指摘しています。 そのうえで、安倍総理大臣が靖国神社に参拝したことについて、「歴史を反省せず、解釈の変更を試みる行為は、世界平和の深刻な脅
平成25年も押し詰まった昨日(12/26)、安倍首相が靖国神社を参拝した。第一次政権時の「痛恨の極み」から7年、内外のあらゆる政治的要素を勘案したうえでの参拝だったと思われる。予想どおり、中国、韓国からは激しい反発の声明が出された。 中国の王毅外相は、日本の木寺昌人駐中国大使を呼び、「国際正義への公然たる挑発だ。(日本側が緊張関係を激化させるなら)中国側も最後まで相手をする」という、物々しい表現とともに、対抗措置もにおわせた。が、むしろ筆者が注目したのは、その後の会見で出た秦剛報道局長の次の発言である。 「安倍首相がアジアの隣国との関係改善を願うなら、靖国神社ではなく、南京大虐殺記念館に行くべきだ。歴史を直視する勇気がなく、戦後の国際秩序に公然と挑戦しておいて、自由や民主、世界平和と繁栄への責任を語る資格があるのか」 靖国神社の「カウンター」として、中国側は「南京虐殺記念館」をもち出してき
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