あす全原発停止 東北電力、再稼働見通せず 北海道電力の泊原発3号機(北海道泊村)が5日、定期検査に入り、国内の全原発が停止する。東京電力福島第1原発事故を受け、政府は再稼働に新たな判断基準を導入した。東北では、東北電力が女川1~3号機(宮城県女川町、石巻市)と東通1号機(青森県東通村)について、「安全対策を積み重ね、地元理解を得たい」と再稼働を目指すが、運転再開時期は全く見通せない。 東北電は、震災による設備被害がなかった東通原発の再稼働を優先させたい考え。 昨年12月、安全評価(ストレステスト)結果を国に提出した。想定した基準地震動(450ガル)の2倍の揺れや、想定の8.8メートルを上回る15メートルの津波が発生しても重大事故を防げるとした。 国が4月、再稼働の可否を判断するために提示した三つの安全基準は表の通り。東北電は東通原発がストレステストの結果などから「基準1と基準2を満た