石阪丈一町田市長は5月26日、加山俊夫相模原市長との懇談会の中で、「小田急多摩線延伸」の2027年までの実現に向け取り組みを進めることで合意し覚書を交わした。これにより唐木田駅から町田市を通り、相模原市につながる新路線計画が前進する。 覚書には、「リニア中央新幹線の開業が予想される2027(平成39)年までに小田急多摩線延伸の実現(開業)を目指した取り組みが進められ、沿線のまちづくり計画の策定など必要な事項について積極的に取り組みを進める」と記されている。 延伸計画は2006年に両市によって検討会が設置され、その後更なる検討の深度化を図るため2012年に「小田急多摩線延伸に関する研究会」を設置し、調査を実施してきた。その調査結果の報告書によると、延伸区間に3駅の整備を基本として、相模原市内は既存のJR横浜線相模原駅とJR相模線上溝駅を利用し、町田市内に関しては新駅の設置を提言している。新駅