追記:ブラインフレに関する考察(1) - I 慣性という名の惰性 I 前回はCPI(カップ・パッド・インデックス)の上方バイアスについて検討した。本エントリでは、このCPIの変化についての考察を深めたい。 CPIの時系列変化 ここでは先の『日本女性のブラジャーの平均サイズは? | エキサイトニュース』のデータに基づき、CPIの変化率(年率換算)を求めてみることとする。 まず、各カップサイズにおける「(トップ)−(アンダー)」の数値を加重平均して、各時点の平均トップ−アンダー差を求める。この平均トップ−アンダー差の変化を年率に換算したものが以下の表である。 時点 変化率(年率) 1980-90 1.32% 1990-92 2.34% 1992-96 ▲0.31% 1996-2004 1.25% 驚くべきことに、1992年から1996年にかけてCPIはデフレに陥っていたのである。な、なんだtt