systemd はユーザーがログインすると自動的に systemd ユーザーインスタンスを起動し、ユーザーユニットを管理する。 各ユーザーごとの個人設定ができる。 systemctl コマンドに --user オプションを付けて操作する(systemctl --user enable <SERVICE>) ユーザー・ユニットファイルは一般に $XDG_CONFIG_HOME/systemd/user [2]ディレクトリ以下に配置する。
systemdのUnitファイルの配置先パスはいっぱいあり、正直どこに置いていいのかわかりづらいです。 systemdを制御するsystemctl(1)にはeditというサブコマンドがあり、Unitファイルのパスを知らなくともUnitファイルを編集できます。 systemctl edit の利点は2つです。 今使っているシステム内で利用すべきパス上でエディタが立ち上がる Unitファイルの場所を知らなくても編集できる 編集後に systemctl daemon-reload を自動実行してくれる 反映し忘れが無くなる 試しに以下のようにすると ssh.service のUnitファイルのパスを知らなくとも、エディタが立ち上がって編集できるようになります。 この時のエディタは SYSTEMD_EDITOR 環境変数、もしくは EDITOR 環境変数で指定されたものになります。 nano が立
2022年10月21日(日本時間)、Ubuntu 22.10 Kinetic Kuduがリリースされました。 主な変更点についてはリリースノートを参照して頂きたいのですが、一般的なユーザーにとって影響するであろうポイントは、SSHサーバーがsystemdのSocket-Based Activation経由で起動されるようになった点でしょう。 wiki.ubuntu.com この変更は、SSHサーバーの待ち受けポートを変更したい場合に影響があります。従来であれば/etc/ssh/sshd_configを直接書き換えていましたが、Ubuntu 22.10ではsystemd.socketのUnitファイルを変更する必要があります。デフォルトでは/etc/systemd/system/sockets.target.wants/ssh.socketというファイルに、以下の記述がされています。このLi
普段はsystemd経由で実行しているコマンドをCLIから実行したい、環境変数もsystemd経由で起動するときと同様にセットしたいのでenvfile(EnvironmentFile)をそのまま使いたいんだけどなんか微妙にやりにくくないか、と思って何度か調べたことがあるんだけど、あんまりうまい方法が検索結果に出てこない。 んだけど、あれ、これ簡単じゃん。(追記: これはごく単純なケースでしか動かなかった、後段参照) $ env $(cat myenvfile | grep -v '^#') target-commandenvfileをシェルスクリプトとして実行して追加された変数をなんとかexportすれば……みたいに考えてたけどenvコマンドで一発だった。変なコメントとか入ってると厄介だけど、こんな感じでいいのでは。ということでメモ。 空白を含む値の処理 まあいいやとスルーしてたけど値が空
これまでのLinuxでは、ユーザーの追加はuseraddで行われ、ホームディレクトリは/home以下にディレクトリとして作られ、ユーザーのアカウントは/etc/passwd、/etc/group、/etc/shadowで管理されていました。 これからは、systemd-homedがその全ての仕事を置換することになります。 ※タイトル詐欺感がありますが、従来の方式も並行して使えます。安心してください。 systemd-homedとは? systemd バージョン245で追加された、ユーザー管理デーモン。実体はsystemdのサービスユニットファイルで、systemd-homed.serviceとして起動されます。 今後、ユーザーの管理や認証はsystemd-homed(以下、 homed )によって行われることになるようですね。 出典が無く間違いだったため、訂正しました。systemd-ho
I install Debian a lot. To do this I have a fully-automated preseed.cfg; at the end of the preseed, it downloads and runs a postinstall.sh script from my TFTP server, which does some additional customization. I'm in the process of switching from GNOME to LXQTE, and using SDDM instead of GDM. However, SDDM tries to start too quickly for my hardware. To get around this, I've been using systemctl edi
前回のエントリーの続き。 Service の自動再起動設定がされている状態で、サービスの再起動が発生した場合にメール通知が飛ぶとうれしいなぁ、という事で調べてみると、同じ事を考えている人が既にいて、こんな感じで実現しています。 qiita.com が、Apache 2.4 の場合、SIGKILL を送って強制終了した場合、Service のステータスとしては正常終了になってしまうので、OnFailure に書かれたユニットが起動してくれない、という問題にぶち当たりました。 それじゃあいっそ「Service 起動時・停止時に必ずメール通知を送る」ようにしてやろうじゃないか、というのが今回のエントリーの内容です。 通知用のテンプレートユニットを作る 先に、起動時通知用・停止時通知用のテンプレートユニットを作ります。 /etc/systemd/system/service-start-notif
SystemdユニットでExecStopを書いたのが初めてだったのだけれど、どうしてもExecStopを書くとTypeによらずstopされてしまう。 Typeがoneshotであるならばこれは正しい。 Type=oneshotである場合、.serviceユニット起動時にExecStartを実行し、この終了を待つ。 ExecStartプロセスの実行中はactiveとなり、実行が終了するとサービスそのものが終了したとみなし、inactiveになる。 Systemdユニットに詳しい人は割と少ないのでサービスタイプについて改めて解説しておこう。 oneshotは単純にその時に実行するだけのサービスである。 起動は実行終了を待ち、終了したらサービス自体を終了する。 simpleはデフォルトのサービスタイプである。 このサービスタイプはプロセスを実行していることで機能するサービスである。 フォアグラウ
第557回では、systemdユニットの依存関係を読む方法を紹介しました。 今回は、systemdユニットの設定を変更する方法を紹介します。 事前準備 systemdユニットの設定変更は最悪の場合、システムが正常に起動しなくなる恐れもあります。したがって手順を実際に試す際には、壊れても大丈夫なように検証用の仮想マシンなどを用意してください。 また、本稿では題材としてApacheの設定を変更する手順を解説しますので、以下のようにインストールしておきます。 $ sudo apt -y install apache2 systemdユニットの設定の在り処 さて、apache2パッケージのインストールが完了したら、systemdユニットを見てみましょう。ここは第557回のおさらいです。 インストール直後の状態だと以下のように表示されているはずです。 $ systemctl cat apache2.
タイマーは名前が .timer で終わる systemd のユニットファイルであり、.service ファイルやイベントを制御します。cron の代わりとしてタイマーを使うことができます (#cron を置き換える を読んで下さい)。タイマーにはカレンダー時刻のイベントとモノトニック時刻のイベントのサポートが入っており、さらに非同期に実行することも可能です。 タイマーユニット タイマーは拡張子が .timer の systemd のユニットファイルです。他の ユニット設定ファイル と似ていますが特別に [Timer] セクションが存在します。[Timer] セクションにはタイマーが作動する時間と処理を定義します。タイマーには2つのタイプがあり、どちらか一つを使って定義されます: モノトニックタイマー は刻々と変わる開始点と相応したタイムスパンの後に作動します。様々なモノトニックタイマーが存
最近 gitlab omnibus などの環境を作っていて、GitLab CE の role でバックアップ処理を定期実行するのに crontab ではなく systemd の timer を使ってみました。 利点 systemd 管理下で統一的に扱えるので、覚えれば楽 ログも journald で統一されるので cron だといちいちメールが飛ぶと鬱陶しいような粒度でも簡単にログに残せる 環境変数なども含めた環境が本番と同じ状態ですぐに実行を試しやすい systemd 依存の機能が使える (後述の例では After と Requires) などが利点に感じました。 欠点 情報が cron (crontab) に比べてまだ少ないので、何かあったときに調べにくい systemd に大きく依存してしまう などが欠点に感じました。 確認環境 Ubuntu 16.04.2 LTS (xenial)
数年前に、こういう記事「ulimitが効かない不安を無くす設定」を書きました。しかし、ディストリビューションのバージョンが上がり、デーモン管理が systemd に変わったことで、インターネットのゴミとなりつつあります。 そのため今回は、その次世代バージョン的な内容ということで、systemd の場合はこうしておけば見えない敵と闘うこともなくなるはずです、というものになります。例によって、抑えきれていないパターンがあったら御免なさいです、押忍。 limits設定で目指す所 復習になりますが、limits の設定で困るのはだいたいこういうパターンでしょう。 作業中ユーザーのシェルのlimits設定が思い通りにならない コンソール/SSHログインしてデーモンを再起動したら、limits設定が戻っていた su/sudoを使ってデーモンを再起動したら同上 デーモンをシステムに自動再起動させたら同上
2014年6月現在、Arch LinuxではCronに代わってsystemd timerを使って定期実行をさせる方針のようです。 systemd/cron functionality (日本語) – ArchWiki しかし、Logwatchをインストールすると、Cron(Cronie)が一緒にインストールされるし、ArchWikiもCronの解説が載っています。 Logwatch – ArchWiki すでにLogrotateはsystemd timerで稼働させており、別にCronは動かしたくないので、Logwatchもsystemd timerで日次処理させようと思います。 設定は難しくありませんでした。 1. サービスファイル作成 /etc/systemd/system/logwatch.service を下記のように作成。 【Unit】 Description=run logwa
systemd seems to be a dividing force in the Linux community. There doesn’t seem to be a middle ground to systemd, polarizing opinions suggest that you must either love it or want to kill it with fire. I aim to provide a middle ground. First, let’s discuss the awful things about systemd. The Bad and the Ugly systemd-escape The fact that systemd-escape exists screams that there’s something horrifyin
fail2ban-all.noarch : Install all Fail2Ban packages and dependencies fail2ban-firewalld.noarch : Firewalld support for Fail2Ban fail2ban-hostsdeny.noarch : Hostsdeny (tcp_wrappers) support for Fail2Ban fail2ban-mail.noarch : Mail actions for Fail2Ban fail2ban-sendmail.noarch : Sendmail actions for Fail2Ban fail2ban-server.noarch : Core server component for Fail2Ban fail2ban-shorewall.noarch : Shor
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