暴言を目撃したときの激しい不快感ニュースとなっている国会議員の暴言テープを聴いた人で、衝撃を受けない人はいないはずだ。ただ週刊新潮を見ると、トップ記事扱いではない。ところがニュースやネットでこれだけバズってしまうのを見ると、自分が被害者ではなくても、暴言を吐く人に対して人は強い不快感を持ち、反応してしまうのだと改めて思わされる。 6月21日夜に発生した架線事故の影響で新幹線に長時間すし詰めになった事件でも、ツィッターでは駅員に心ない暴言を浴びせる客の動画が流れてきた。しかも、リツイート数は4桁に上っていた。公衆での暴言は都市部にいると生で目撃する機会も少なくないが、家にいてもネットでこういった不愉快な場面はいやおうなしにも目撃することができてしまう。そしてまた、不快な記憶として長く残ってしまうものである。 たしかに、新幹線の中に数時間も閉じ込められれば、自分の思うようにならない苛立ちを制御
「学校が死ぬほどつらい子は図書館へいらっしゃい」 神奈川県鎌倉市立の図書館の公式ツイッターが、13時間で4万回以上もリツイートされたのは今からちょうど一年前。 If you feel like shooting yourself , don’t .Come library for help instead. 米国の図書館に貼られている、ピストルを自分の頭に突きつけている男とその周囲に本がたくさん積まれているポスターに書かれていたフレーズを思い出し、図書館司書の女性はつぶやいた。 夏休み明けに自分を追いつめる子どもが増えることを知り、「図書館には問題解決のヒントや人生を支える何かがあるよ」と、メッセージを送りたかったのだそうだ。 平成27年版自殺対策白書によると、1972~2013年の42年間の18歳以下の自殺者を日付別にまとめたところ、9月1日が131人で最多だった。春休み明けや大型連休明
「メンタル不全に陥っている人が増えた」と感じる場面に、このところ立て続けに遭遇している。 講演会で、打ち合わせで、講義で、プライベートの集まりで、 部下が、 同僚が、 パートーナーが、 「ウツになってしまって……」と、みんな、みんな、切ないほど悩んでいた。 大切な人がストレスの雨でびしょ濡れになるのは、とてつもなくしんどい。四六時中「なぜ、そんなことになってしまったのか? どうすれば力になれるのか?」という問いに脳内が埋め尽くされる。 上司は部下への仕事の与え方に悩み、同僚はつきあい方に悩み、妻はひたすら自分を責め続けていた。 「夫がウツになってしまって……。なんでこんなことになってしまったんだろう、って」 講演会が終ったあと、ひとりの女性が、涙をうかべながら話し出した。 彼女の話には、現代の社会で起こっているさまざまなひずみと不条理が語られていて。聞いていてとんでもなく悲しくなった。 そ
なるほど、それなら会社と社員が同じ方向を向ける。この時もまた、社員家族に手紙を送っています。(※手紙全文を本記事の末尾に掲載) 中井戸:給料を担保しているのだから、効率的に働いたら自分の健康にもプラスになる。仕事のあり方を従業員が自分で考えてくれ、という動機付けをしたのが、大きなポイントや。 残業を減らせと言われたら、給料を抑えて販管費も減らしたいからかと。俺ら、大変なんだと、好きでやっとるのと違うねんというのが、まず人間、頭に浮かぶことなんですよ。だから、そこまで触れてやらないと、本当に自分たちの健康のことも考えてくれているんだという気持ちにはならないでしょう。 そうしたら部長も、課長も、リーダーも、チームも自分で考えるよ。『今までのようなやり方でやっていたら、あるチーム員が失敗したら、全員がみんなまた元へと戻ってやり直しやと。それよりこうやった方がいい』と。こういうことを自ら考えさせる
本稿では緊急企画として、災害時に特有なメンタルヘルス不調などの問題と、その対応策を解説する。今回の大震災は二次災害も大きく、業務が震災前の状態に戻るには長い時間を要するだろう。職場のメンバーがこれから長期にわたって頑張ることができるよう、経営者やマネジャーが考慮し、手立てを講じていく必要がある。 目次
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