新型コロナウイルスの感染拡大が収束をみせないまま2021年を迎えた1日未明、名古屋市熱田区の熱田神宮には、マスク姿の家族連れや若者らが初詣に訪れた。混雑は例年ほどではなかったが、拝殿前では午前0時前にカウントダウン。人が密集して混雑し、警察官らが密を避けるよう呼び掛ける場面もあった。
醍醐寺(真言宗醍醐派総本山・京都市伏見区)は1日、京都市内の人工衛星開発企業と協力して宇宙に寺院を開くための実行委員会を発足した、と発表した。2023年に打ち上げ予定の人工衛星に寺の機能を持たせることを目指す。 醍醐寺によると、地域や国の枠を超えた目線で平和や安全を祈る寺院の必要性を感じていたといい、寺の名称は「浄天院劫蘊(ごううん)寺」と名付けた。「劫」「蘊」ともに仏教上の言葉。大きな時間の流れや、人間の存在を形成する要素を意味するという。 2年後に打ち上げ予定の衛星には本尊や曼荼羅(まんだら)など仏教の教えを象徴するものを搭載し、地球から祈る人たちの心のよりどころとする。8日に宇宙の平和と安全を祈る「宇宙法要」を初めて行い、今後も定期的に実施予定。醍醐寺の仲田順英総務部長は「打ち上げ後は宇宙からの画像を見ながら法要を執り行うなど、人工衛星を活用した祈りの世界を具現化したい」と話している
2024年11月4日、日本文化伝承協会(所在地:東京都渋谷区)の専務理事であり、信濃國(長野)天空の社・車山神社の宮澤伸幸 宮司(ぐうじ)と、同神社の落合陽一 禰宜(ねぎ)は、岐阜県高山市の国指定重要文化財・日下部民藝館2F奥の間にて、『計算機自然(デジタル ネイチャー)神社』を正式に創建しました。 創建式では、計算機自然 神社の禰宜として落合陽一 自ら執り行います。 日下部民芸館1階の仮殿に祀られていた「ヌルの神様」を、同館2階の奥間に鎮座する「オブジェクト指向菩薩」の隣に移動させ、神仏習合し鎮まることで正式に「計算機自然神社」が創建されます。 日下部民芸館を訪れた外国人の方々も神仏習合の神事に大変関心を持ち、60人ほどの参列者の30人以上が外国人となり、禁足地にまで踏み入ってしまうほど溢れてしまい、式が中断することもありました。 しかし、計算機自然神社の宮澤伸幸 宮司、落合陽一 禰宜に
経典の中の差別語問題 真宗大谷派が謝罪 書き換えられない文言、問われる解決のかたち 2021年9月18日 19:20 真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)の僧侶、門徒でつくる議決機関・宗会が、約100年前から差別語であると批判されてきた経典の文言「是旃陀羅(ぜせんだら)」について、改善を誓う決議を全会一致で行った。文言を解説する際、日本で差別を受けてきた人たちに例えてきた歴史についても謝罪した。だが釈迦(しゃか)の言葉である経典は書き換えられず、時代とともに人権意識が変わる中、難しい決断を迫られている。 是旃陀羅は、仏教の経典の一つ「観無量寿経(観経)」にある一節。観無量寿経は浄土真宗などで重要な経典とされてきた。旃陀羅は古代インドの被差別民を指し、同派では江戸から昭和初めごろまで日本の被差別身分に例えて説明されていたとみられる。1922年の全国水平社結成以来、差別を助長すると指摘さ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。もうすぐ新年ということで、オールドメディアのテレビワイドショーでも、ニューメディアのネット動画でも、「これが正しい神社の参拝作法」なんてのが盛んに流れることでしょう。 私は無信心・無宗教な人間なので、どの宗教にも依らずに宗教を文化習俗として客観的に検証できます。正しい日本文化は、この記事の表題に掲げた通りです。神社の参拝に正式な作法なんてものは存在しません。 平成世代のみなさんは、二礼二拍手一礼が正式な参拝作法だと信じてたりするのでしょうか。 昭和40年代生まれの私は、神社で二礼二拍手一礼なんてやってる人を、長年見たことがありませんでした。私は首都圏でしか暮らしたことがないので他の地域の習俗は知りませんが、私がこどもの頃に教わったのは、柏手を二回打ったあと、そのまま合掌して祈る、というやりかたでしたし、老若男女を問わず、周囲の人は全員そうやってました
兵庫県尼崎市にある尼崎えびす神社で来月、ゲイカップルの神前結婚式が開かれる。古くから男女の結婚を前提としてきた神道。複数の神社関係者によると、同性同士の挙式については古事記の神話など「信仰上の理由」を背景に断るケースが大半を占めているが、「伝統は変容するもの」と受け入れる神社も出てきている。 LGBTQなど性的マイノリティーへの対応を巡っては、2022年6月、神社本庁を母体とする政治団体・神道政治連盟(神政連)が差別的な内容の文書を自民党員に配っていたことが問題化。神道としても向き合い方が問われている。 神社関係者によると、同性の神前結婚式を受け入れる神社はごく少数に限られているという。 神社本庁に取材を申し込むと、期日までに回答はなかった。県内外の約10神社に可否を聞くと、大半が「受け入れていない」と答えた。 一方で「今後どうするかは、神社界全体の問題」とする神職もおり、東京都の明治神宮
北野天満宮(京都市上京区)と天台宗総本山・延暦寺(大津市)が合同で営む「北野御霊会(ごりょうえ)」が4日、同天満宮で約550年ぶりに再興された。同天満宮で、神仏習合による祭典が実施されるのも1868(明治元)年の神仏分離以来。神職と僧侶が並んで境内を進み、新型コロナウイルスの早期終息や国の安寧をともに祈った。 北野御霊会は、平安時代に始まった勅祭「北野祭」の一環として延暦寺の僧侶を迎えて催されてきたが、応仁の乱の後に途絶えた。また、天満宮は神仏分離までは延暦寺の管轄下にあり、宮司の役割を担う「別当」職を天台宗の京都五箇室門跡の一つ、曼殊院(左京区)の門主が代々務めていた縁がある。 天台宗を開いた最澄の1200年大遠忌を来年に控え、北野天満宮も祭神・菅原道真の1125年半萬燈(まんとう)祭を7年後に迎えることから、互いの節目を契機に歴史的なつながりを見直そうと、応仁の乱以来となる神仏習合での
コロナウイルス退散祈願、裸の僧侶が水かぶる 京都の寺、マスク姿の100人も祈祷 2020年2月29日 20:32 新型コロナウイルスの退散などを祈願する「大国祷会(だいこくとうえ)」が29日、京都市上京区の日蓮宗本山・立本(りゅうほん)寺の本堂で営まれ、僧侶や檀信徒が感染拡大の終息を願った。 日蓮宗京都府第一部宗務所・修法師会が主催し、国家安泰や世界平和を祈って毎年営んでいる。今年は新型肺炎の拡大を受け、ウイルスの撲滅も併せて祈願した。 大国祷会に先立ち、本堂前では水行が行われた。厳しい百日荒行を2月に終えたばかりの僧侶3人が、手おけで勢いよく水をかぶりながら「水行肝文(すいぎょうかんもん)」を唱えた。 本堂には「新型肺炎怨敵退散」などと書かれた紙ののぼりも掲げられ、僧侶らがマスク姿の檀信徒約100人と祈祷した。同修法師会の児玉信人会長は「昔から法華経は国の安泰を祈ってきた。大難が小難、無
コロナ禍の前後から、中国の対外工作や戦狼外交(西側諸国に対して中国外交官が過剰に攻撃的な姿勢を取ること)はいっそう露骨になった。日本国内での公安出先機関の設置工作や、Xで暴言を連発する中国駐大阪総領事の素顔は、すでに過去の記事でも見てきたとおりだ。さらに、彼らはなんと日本の伝統仏教の世界にも浸透工作を仕掛けていた事実が判明した──。12月15日に『戦狼中国の対日工作』(文春新書)を刊行する安田峰俊氏が、実態に迫った。 明代仏教を伝える⽇本の仏教寺院にせまる影 「黄檗宗」という仏教宗派をご存知だろうか。信者数こそ約7.3万人とすくないものの、日本の伝統仏教十三宗の一角を占めており、数百万人以上の信者を抱える大宗派とも対等の権威と社会的信用を持つ。同じ禅宗の大宗派である臨済宗や曹洞宗とは、法統の上でも親類関係にあり関係が良好だ。 黄檗宗の最大の特徴は、宗祖の隠元隆琦(いんげんりゅうき:1592
根元から倒れた、大湫神明神社のスギ=岐阜県瑞浪市大湫町で2020年7月12日午後0時13分、本社ヘリから山田尚弘撮影 「令和2年7月豪雨」の際に倒れた岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)町の「大湫神明神社」の樹齢約670年のスギ(高さ40メートル超、幹回り約11メートル)の倒木原因を、名古屋大大学院の平野恭弘准教授(森林科学)らの研究グループが解明した。当時は豪雨により地盤が緩んだことが原因とされたが、それだけでなく、根の体積が幹に比べて小さく、豪雨による土壌水分量の増加や経年腐朽などの要因も加わってバランスを崩したとしている。研究成果は根研究学会誌「根の研究」に27日、掲載される。 スギは中山道の宿場町を行き来する人々を見守り続けたご神木として知られてきたが、豪雨発生を受け、2020年7月11日夜に根元から倒れた。もともと樹齢1200~1300年と推定されていたが、倒木後、名大などの調査で樹齢約
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、毎年初詣で大勢の参拝者が訪れる東京の明治神宮は、大みそかから元旦にかけての終夜参拝を取りやめることになりました。 東京 渋谷区の明治神宮は毎年、正月の三が日だけでおよそ300万人の参拝者が訪れることで知られています。 例年は、31日の大みそかから元旦にかけては、3か所ある入り口の門をすべて開けていましたが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、終夜参拝を取りやめることになりました。 今月31日は午後4時に閉門として、元旦は午前6時に開門することにしていて、明治神宮では分散参拝を呼びかけています。 また、大勢の参拝者が訪れて参道で「密」の状態となるのを避けるため、周囲との間隔を空けるように促す看板や印を設置することにしています。 そのほか、元日から来月4日までの期間は屋台の出店をやめるほか、敷地内にあるレストランの営業も取りやめます。 明
都大路を進む祇園祭の山鉾。例年通りの巡行を中止する方向で調整が続いている(2019年7月17日、京都市中京区) 7月に行われる祇園祭の山鉾巡行で、今年は例年通りの巡行を中止する方向で関係者が検討を進めていることが16日、分かった。重要無形民俗文化財に指定され、日本三大祭りの一つに数えられる祭礼には例年、多くの観光客が詰めかける。新型コロナウイルス感染拡大の終息が見通せない中、従来通りの実施は困難だとして、祇園祭山鉾連合会が各山鉾町などとの調整を続けている。20日に記者会見し、方針を示す。 京都三大祭りでは、葵祭「路頭の儀」(5月15日)が3月31日に中止をすでに発表している。祇園祭も新型コロナの影響で例年とは違う形での実施を余儀なくされた。 山鉾巡行は、前祭(さきまつり)(17日)に23基、後祭(あとまつり)(24日)に11基の山鉾が出る。昨年の前祭には約12万人が訪れており、新型コロナウ
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
大勢の見物客でにぎわう2019年の前祭の山鉾巡行。昨年に続いて今年も巡行の見送りが決まった(2019年7月17日、京都市下京区四条通河原町交差点) 日本三大祭の一つ、京都市の祇園祭について、祇園祭山鉾連合会などは15日、ハイライトとなる山鉾の巡行を昨年に続いて今年も中止することを決めた。新型コロナウイルスの感染状況が見通せない中、全国から大勢の観光客が訪れる巡行時の感染対策は難しいと判断した。 山鉾巡行が2年以上中断するのは、太平洋戦争の激化で1943年から4年間巡行が見送られて以来となる。 2019年の山鉾巡行では、7月17日の前祭(さきまつり)に23基、同24日の後祭(あとまつり)に11基の山鉾などが出た。美術工芸の粋を尽くした山鉾が京都市内の中心部を練ることから「動く美術館」とも称される。 京都三大祭では、葵祭も昨年に続いて5月15日の行列巡行の中止を決めている。
内部告発後、神社本庁との裁判に勝って復職を果たした稲貴夫さん=東京都千代田区で2023年5月22日午後6時半、青木英一撮影 密告、チクリという否定的な言葉がある。時として内部告発者は「裏切り者」扱いされてきた。だが、それは違う。懲戒解雇され、裁判に勝って復職した宗教法人幹部の今――。 午前8時11分発、16分発、23分発。稲(いな)貴夫さん(63)は平日、このどれかの小田急線快速急行に乗る。5月中旬のある日も、川崎市内の自宅から徒歩約5分の登戸駅に向かっていた。 全国約8万の神社を包括する宗教法人「神社本庁」(東京都渋谷区)。その「総合研究所総合研究部神職養成制度改革対策担当参事」というのが今の肩書だ。代々木上原駅で各駅停車に乗り換え、南新宿駅で降りる。自宅を出て約40分後、明治神宮に隣接する本庁が見えてきた。 1959年、宇都宮市で生まれた。父は栃木県護国神社の元宮司。実兄も現在の宮司を
無数のお札が貼られている「縁切り縁結び碑」。中には、東京五輪中止を願うお札もあった(京都市東山区・安井金比羅宮) 悪縁を切り、良縁を結ぶ神様として知られる安井金比羅宮(京都市東山区)の境内の碑に、「『オリンピックやめろ』と書かれた形代(かたしろ)(※お札)が貼られている」と、インターネット上で話題になっている。 安井金比羅宮の境内には、幅3メートル、高さ1・5メートルほどの「縁切り縁結び碑(いし)」があり、さまざまな願いが書かれたお札がびっしりと貼られている。話題に火をつけたのは、今月15日にツイッターに投稿された「『JOC解体』『オリンピックやめろ』の形代が貼られており、崇徳天皇がどう出るかかなり注目している」との書き込みとみられ、投稿から2日でリツイート数は1万7千件、「いいね」は2万9千件を超えている。 記者が17日正午ごろに訪ねると、「今回のオリンピックやっぱり中止でお願いします」
昨年7月に倒れた岐阜県瑞浪市大湫町の大杉(県指定天然記念物)の推定樹齢が約670年だったことがわかった。地元では樹齢約1300年とされていた。 調査は、名古屋大学大学院環境学研究科(名古屋市)と、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)、日本原子力研究開発機構東濃地科学センター(岐阜県土岐市)の研究グループが実施。年輪年代法と炭素14年代法を使って大杉が生育し始めたのは、南北朝時代の1351年前後だったことを突き止めた。 名大大学院の高野雅夫教授によると、樹齢がこれまで約1300年と伝えられてきたのは、町内の白山神社で伐採された大杉の樹齢が880年だったが、大湫神明神社の方が幹が太かったため、地元の人が間接的に樹齢を推定していたという。「本州で670年という年代は非常に古い。成長が早いということは年輪の幅が広く、過去の気候変動などを解読するのに非常に有利な面もある。神明大杉の学術的な価値は確立し
「ノーモア関ケ原」を合言葉に平和を祈る谷口壱泉住職。関ケ原ウォーランドの運営会社社長も務める=不破郡関ケ原町関ケ原、宝藏寺 岐阜県不破郡関ケ原町に「ノーモア・ヒロシマ、ナガサキ」ならぬ、「ノーモア関ケ原」を合言葉に関ケ原合戦などの犠牲者を慰霊し、平和を祈る寺院がある。民間の関ケ原合戦資料館「関ケ原ウォーランド」の隣に立つ、宝藏寺だ。今でこそ歴史ファンが訪れる観光地だが、当時は"戦場"だった関ケ原。同寺の谷口壱泉(いっせん)住職(61)は「多くの犠牲の上に、今の知名度があることを忘れてはならない」と話す。 1600年10月21日(慶長5年9月15日)に起きた関ケ原合戦から今年で420年。戦死者は数千人とも数万人とも言われ、関ケ原の村人も被害を受けた。 同寺では戦と縁深い「大元帥明王」を本尊に祭り、毎年10月21日に東西両軍の武将の子孫を招いて慰霊法要を行っている。関ケ原合戦に限らず、一帯で起
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都市内の神社が相次いで春祭りの変更や中止を決めている。大勢の参加者でごった返す神輿渡御(みこしとぎょ)や行列の巡行を中止する一方、飾り付けた神輿を境内に安置する「居祭(いまつり)」を行ったり、唐櫃(からびつ)での巡行に切り替えたりするなど、工夫を凝らして祭礼の季節を迎える神社もある。 長い歴史を持つ祭りも多く、本殿などでの神事は例年通り行う神社が大半。伏見区の伏見稲荷大社は4月19日に始まる稲荷祭で、南区の御旅所への神輿渡御を中止する。代わりに、今年は「居祭稲荷祭」として、飾り付けた神輿5基を4月12日~5月4日まで境内の外拝殿に置く。 西京区の松尾大社も、4月26日の松尾祭の神幸祭で、神輿渡御を行わないことにした。船に乗せられた神輿が桂川を渡る場面で知られるが、今年は神霊をまつった唐櫃を車で御旅所まで運ぶ。5月17日の還幸祭については現時点では未定と
人気ゲーム「艦これ」聖地で清掃交流 キャラ名由来の由良神社にファン、住民と絆 2020年2月28日 10:56 旧海軍の艦艇をモチーフにした人気ゲーム「艦隊これくしょん―艦これ―」のファンたちが「聖地」として由良神社(京都府宮津市由良)を訪れている。「聖地のためにできることはないか」。境内を清掃するファンが増え、地域住民との交流が生まれつつある。 艦これは女性に擬人化した艦艇で艦隊を編成する育成ゲーム。軽巡洋艦由良が基になった女性キャラクター「由良」が登場する。 同神社は軽巡洋艦由良の艦内神社に分霊した歴史を持つ。境内には「献木 軍艦由良」と記された石碑が立ち、ファンが徐々に聖地巡礼するようになった。 7年前から足を運ぶ会社員はますけさん(30)=ハンドルネーム、神奈川県藤沢市=もその1人。軽巡洋艦由良が沈んだ10月25日に毎年、参拝してきた。「ゲームを通じて艦にまつわる歴史を知り、由良と
後白河法皇の13回忌に際して鎌倉時代に営まれた法要「浄土如法経(にょほうきょう)次第」が3日、京都市東山区の三十三間堂で約800年ぶりに行われた。一部に浄土宗の法式による勤行を含む法要で、千体千手観音立像を安置する堂宇に浄土宗僧侶の厳かな声明が響いた。 三十三間堂(蓮華王院)は天台宗京都五箇室門跡の一つ「妙法院」の仏堂。元久元(1204)年に後白河法皇の13回忌を蓮華王院で営むにあたり、当時の土御門天皇が浄土宗の開祖・法然を招いて写経の法要を行った記録がある。 その後に同様の法要を営んだ記録はなく、三十三間堂の千体千手観音立像が国宝指定されたことを記念する慶讃法要の一環として約800年ぶりに再興された。 最初に妙法院の杉谷義純門主が法要の趣旨などを仏前で述べた後、「浄土宗古儀聲明(しょうみょう)研究会」で活動する浄土宗僧侶が「六時礼讃(らいさん)」と呼ばれる勤めの一部を行った。昭和初期に途
能登半島を襲った大地震で、石川県・奥能登を代表する古刹(こさつ)、輪島市門前町の総持寺祖院も、国の登録有形文化財に指定された建物が全壊するなど大きな被害を受けた。2007年3月の地震の被害から長い歳月をかけて再建し、21年に「完全復興宣言」を成し遂げたばかりだった。寺とともに栄えてきた町中心部の被害も甚大で「もう同じように再建するのは難しい」との声が漏れる。 参道入り口の灯籠は倒れ、石畳はめくれ上がっている。戦国武将前田利家の妻まつを祭る芳春院は全壊し、見る影もない。山門から左右に延びる回廊は正面右手が全て崩れ落ちていた。座禅堂の屋根の瓦もはがれ落ちている。 副監院の高島弘成さん(50)によると、今回の地震で国の登録有形文化財17棟全てが被災し、全壊や半壊状態の建物が相次いでいる。境内では地盤沈下も確認され、無事残った建物も余震の影響でいつ崩れ落ちるか分からない状態だという。
比叡山焼き打ちから450年の節目で営まれた慰霊法要。「怨親平等」の精神で織田軍も含めた犠牲者を弔った(大津市・延暦寺) 天台宗総本山・延暦寺(滋賀県大津市)を織田信長軍が攻めた「比叡山焼き打ち」から450年となる12日、同寺で織田軍も含めた犠牲者の慰霊法要が営まれた。敵味方を分けない「怨親(おんしん)平等」の仏教精神で今年は信長と明智光秀の子孫も初めて参列し、恩讐(おんしゅう)を超えて新しい歴史の一ページを刻んだ。 比叡山焼き打ちは1571(元亀2)年9月12日、浅井・朝倉連合軍と組んだ延暦寺を、信長が大軍で攻めた出来事。延暦寺は1992年に境内の国宝殿横に鎮魂塚を設けて以来、毎年焼き打ちの犠牲者とともに信長や戦没者の霊を殉難者として供養してきた。 今年は宗祖最澄の1200年大遠忌にもあたり、信長の子孫、織田茂和氏(43)と、焼き打ちに関わった光秀の子孫、明智憲三郎氏(74)も招いた。阿弥
京都三大祭りの一つの葵祭について、葵祭行列保存会と葵祭行列協賛会は31日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、5月15日の行列行事「路頭の儀」を中止すると発表した。平安王朝を再現した優雅な行列が都大路を進む様子は祭りのハイライトとして知られるが、沿道に多くの人が詰めかけることで感染拡大の恐れが高まると判断した。天皇の使い「勅使」が訪れて下鴨神社と上賀茂神社で行う神事「社頭の儀」は神社関係者のみで行う。 葵祭は下鴨、上賀茂両神社の例祭で「源氏物語」にも登場する。勅使を迎えて15日に行われる路頭の儀は、祭りのヒロイン「斎王代」など約500人の行列が京都御苑から下鴨、上賀茂両神社へ進む。 今年の葵祭の催行については、3月下旬から関係者が協議を重ねてきた。沿道に多くの観覧者が殺到するだけでなく、ボランティアで行列に参加予定だった人からも感染拡大を懸念する声が聞かれていたことから、中止を決めた。秋に実
東京 浅草の浅草寺で8日、本堂の天井画の一部が剥がれました。剥がれた部分は8日夜のうちに撤去されて、9日の参拝に影響はなく、寺は今後、修復することにしています。 浅草寺によりますと8日午前11時ごろ、本堂の天井にある縦6.4メートル横4.9メートルの天井画「龍之図」のほとんどが剥がれていることがわかったということです。 剥がれた部分が天井から垂れ下がった状態になったということですが、8日夜のうちに撤去され、大勢の人が訪れる「ほおずき市」が開かれる9日の参拝への影響はありませんでした。 「龍之図」は日本画家の川端龍子が、浅草寺の本堂が再建された昭和33年に描いたもので、寺では、原因は経年劣化ではないかとしていて、11日以降に修復作業を検討しているということです。 浅草寺の清水谷尚順教化部執事は「剥がれてしまった『龍之図』を楽しみに来られる方もいます。参拝される方のためにもなるべく早く修復した
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
祇園御霊会、八坂神社と神泉苑が協力 明治の神仏分離令以降で初 コロナ収束祈り 2020年6月14日 20:04 新型コロナウイルス感染の早期収束を祈る「祇園御霊会」が14日、京都市中京区の真言宗寺院・神泉苑で行われた。東山区の八坂神社との協力で実現した神仏習合の御霊会で、明治政府による神仏分離令以降初めて、宗教を超えた祈りがささげられた。 八坂神社が4月から月1度続けてきた特別神事の3回目。今回で最後といい、貞観11(869)年6月14日に神泉苑で祇園御霊会が始まったとされるのにちなみ、この日に行った。 境内の善女龍王(ぜんにょりゅうおう)社の前で八坂神社の祭神を迎える儀式を行った後、神泉苑の鳥越英徳住職が疫病退散を祈る祭文や般若心経を唱えた。続いて八坂神社の森壽雄宮司が祝詞を上げ、巫女(みこ)が神楽を奉納した。最後に全員で境内の恵方社に参拝し、新型コロナウイルス感染の早期収束や人々の暮ら
世界遺産・平等院(京都府宇治市)の鳳凰堂(国宝)を無断撮影した写真をジグソーパズルの絵柄に使用したとして、商品を製造販売する玩具会社「やのまん」(東京都)に対して、平等院が販売の差し止めや在庫商品の破棄を求めた訴訟は12日、京都地裁(村木洋二裁判官)で和解が成立した。 平等院側代理人によると、同社は在庫商品を破棄し、今後は事前の同意なく平等院の建物などの写真を使った商品を製造・販売しないことなどを確認する一方、在庫商品の破棄にかかる費用約17万円を平等院が負担することで和解した。 和解後に会見した平等院の神居文彰住職(57)は「約束は守り、宗教的なものに敬意を持っていただきたい」と述べた。 訴訟で平等院側は、境内で撮影した写真の営利目的利用を禁じた拝観契約に違反していると指摘。営利目的の利用を安易に許諾したという印象を一般消費者に与え、文化財を保護してきた寺院としての社会的評価を低下させた
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く