ピルやミレーナなどを活用し、排卵をなくしたり、月経を軽くしたりというと「自然な状態ではない」と感じる人もいるのでは。でも、そもそも毎月の月経こそ、内膜を作っては剥がして……と、子宮を酷使している状態。本当に子宮に優しい生活ってどういうもの? 宋美玄先生が解説します。 前回のコラム「産婦人科女医に『月経がない』理由」では、産婦人科女医たちは月経を野放しにせず、煩わしさから解放されているというお話をしました。排卵をなくしたり、月経を軽くしたり、というと、「自然な状態が一番なんじゃないの?」「出すものを出さないと悪いものが溜まりそう」のように考えられる方も少なくないかもしれませんね。今回は「自然」とは何か、どういう環境が子宮や卵巣に「優しい」のか考えてみましょう。 単純に、薬を飲まず何も考えずに生活することを「自然」と思っている人も多いと思いますが、果たして現代女性のライフスタイルはヒトとして「