エディー・ジョーンズが「SNSはトイレの落書きの電子版」と発したのは今年8月。ラグビーのイングランド代表、オーストラリア代表を指揮したうえで、約9年ぶりに日本代表のヘッドコーチに戻ってふたつ目のキャンペーンに臨むタイミングだった。 秋が深まるまもなく過ぎ去ろうとするいま、そのSNSで様々に評されている。 10、11月にあったみっつめの活動で、ニュージーランド代表、フランス代表、イングランド代表といった強豪国にそれぞれ19-64、12-52、14-59で屈した。特に敵地で挑んだ最後の2試合は、序盤から差をつけられた。 その間には格下と見られるウルグアイ代表を相手に2つのカードを出しながら36-20と辛勝も、就任初年度の戦績は4勝7敗。顔の見えない刺々しい私見にさいなまれた。 欧州ツアーのスコアには背景がある。 1987年に始まったワールドカップで、ニュージーランド代表、フランス代表、イングラ