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書評に関するonnanokomのブックマーク (1)

  • 0947 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    この『春宵十話』が毎日新聞に連載されていた10日間、高校から大学に入る途中の時期にあたっていたぼくは、九段高校がある飯田橋から中央線・京浜東北線を乗り継いで桜木町に着くと、しばらく横浜をほっつきまわるということをしていた。このことについては第894夜にもちょっとふれたことである。野毛、黄金町、ボートハウス、牧はこのとき体におぼえた。 あるとき、古めかしい開港記念会館の講堂で小林秀雄の講演が開かれていて、そこに入りこんだ(ひょっとしたら文芸春秋の講演会か何かで、そうだとしたら申し込み制で、事前にハガキでも出していたのかもしれない)。 小林秀雄は驚くべき人物だった。舞台袖から演壇にゆっくり歩いてきてそこに立つや、いま茶碗で冷や酒をぐっと一杯ひっかけてきたんだが、こういうときに冷や酒で喉を潤しながらぼくが喉ごしに考えていることなど、みなさんにはどういうものかおわかりにならないでしょう。いや、茶

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