国内ITサービスで長らくトップの座を占めてきた富士通が2022年からNTTデータとNECに抜かれ、3位に後退していたことが明らかになった。ITリサーチ大手、米ガートナーが世界のITサービスベンダーを対象に実施している「サービスマーケッツシェア」の結果である。富士通は2023年度から本業のセグメント名称をそれまで20年続けた「テクノロジーソリューション」から「サービスソリューション」に変えたばかりだった。 ガートナーが2024年8月に公表した2023年シェアによると、国内1位がNTTデータで前年比7.7%増の1兆6110億円、2位はNECで13.1%増の1兆3011億円、3位が富士通で7.7%増の1兆1875億円。国内のITサービス規模は8.9%増の14兆6803億円だったので、シェアはNTTデータが前年から0.1ポイント減の11.0%、NECが0.3ポイント増の8.9%、富士通は0.8ポイ
