本記事はRettyアドベントカレンダー2024の9日目の記事です。 Rettyでエンジニアリングマネージャを務めている山田です。 2022年の年末頃にChatGPTが登場してから早2年となります。 当初は革新的なAIという印象でしたが、時間の経過によりLLMを普段の生活や業務に活かしたり、これを応用したアプリケーションの開発を検討するなど、こうした発明もある程度浸透してきている頃合いではないかと思います。 特に、LLMは任意の自然言語形式のデータの取り扱いに優れ、これまで実現が難しかったアイデアを形にすることができるため、LLMを応用して新しい体験を提供する機能の開発に取り組んでいる方や、すでにリリースされている方も多いでしょう。 一方で、LLMの活用を考える上で、コストの問題や長いレスポンスタイム、特にクローズドなモデルの場合挙動が時間経過で微妙に変わってしまうなど、特有の困りごとに直面