モンゴル領内にある、万里の長城の北方区間と四角形の囲いなどからなる遺跡群。エルサレム・ヘブライ大学提供(2020年6月7日提供)。(c)AFP PHOTO / HO / THE HEBREW UNIVERISTY OF JERUSALEM 【6月9日 AFP】中国の「万里の長城(Great Wall)」の北方区間は、侵略者を阻むためというより、一般の人々の移動を監視するために建設されたとする研究が9日、英考古学専門誌「アンティクイティ(Antiquity)」で発表された。 現在も研究を続けるイスラエルの考古学者らが初めて、万里の長城の北方区間740キロ分の地図を作成したところ、これまでの仮説に疑問符を突き付ける知見が得られた。 2年にわたって研究を率いたエルサレム・ヘブライ大学(Hebrew University of Jerusalem)のギデオン・シェルラッフラビ(Gideon She