【12月13日 AFP】イランでイスラム教の服装規定に反し、ヒジャブ(頭髪を覆うスカーフ)を着用せずにオンラインライブを配信した女性歌手が起訴される見込みだ。 歌手のパラスツー・アフマディさんは11日夜、ユーチューブで男性4人のバックバンドと共に約30分間のライブを生配信。肩を露出した黒いドレスをまとい、ヘッドスカーフは着用していなかった。 1979年のイラン革命以来、イランの女性は公共の場で髪を覆わなければならず、また公共の場で1人で歌うことも許されていない。 アフマディさんはこれまで、2022~2023年に「ヒジャブ」をめぐり逮捕された女性の死を受けて広がった大規模な抗議デモを支持するしるしとして、室内でスカーフを外して歌った曲の動画をインスタグラムに投稿し、イラン国民から広く支持を得てきたが、屋外でのスカーフなしの動画は初めてとみられる。 司法府の公式ニュースサイト「ミザン・オンライ