忘年会で何キロ太っただろう。焼酎のビンはしばらく見たくない。 とにかくいくつもの忘年会でいろんな音楽業界の人間と話をしてきた。 流通、メジャー、インディー、マネージメント、小売、媒体など、それぞれポジションは違うが、みんな総じて「あきらめムード」である。 自嘲自虐なギャグもすべりぎみで、舐めあうには深すぎる傷を負っている。 2007年がどんな年だったか。音楽業界にとってはいよいよ冬の時代の本格到来である。 一昨年より去年の方が悪く、去年より今年の方が明らかに悪い。 冬の時代の到来、なんて書くとそのうち春が来そうだが、実際はそんなことはないだろう。 たまたま日の陰った不況というよりは、もっと構造的な問題、本質的な問題なような気がする。 だから本当は「死期を悟った」とでも書いたほうがいいかもしれない。 あるいは「終わりの始まり」とでも。 忘年会も一段落し、時間もある。ちょうどいい機会だ。(感傷
中島義道という人の本はふしぎである。読むとイヤな気持ちになる。でも、どこか説明のつかないおもしろさもあって、つい読んでしまう。それは「真実を抉るのはえてして不快である」ということの証左なのかも知れないけれど、やっぱり読後感はわるいのね。彼の「ひとを愛することができない」(角川文庫)という本は、今年読んだ中でいちばん後味のわるいものだったのだけれど、この本についてなにかを書こうとおもったら、それだけで鬱がやってきて止めた。ちょう鬱になったの。中島は偽善やタテマエを嫌うし、ある種の共感を強制されることをどこまでも拒否する。それが徹底しているので(葬式で泣く人を見ると不快だ、とまでいう)、こんなこと書いちゃっていいのかしら、すごいなあ、とおもいながらわたしは彼の本を読むことになる。「人間嫌いのルール」(PHP新書)も、かなり身も蓋もない内容でしたが、なるほどとおもいつつ読みました。 中島の人間嫌
「はてなと女子ウケ」問題。 まず参考までに、ワタシ自身と「はてな」の関わりから。 ワタシとはてなダイアリー もともと別のブログサービスでブログをやっていたワタシ。ある日、はてなアンテナからのリファラでアンテナの存在を知って、アンテナから使い始めました。 「どこからでもアクセスできる自分のリンク集」って感覚。 それから「完全にプライベートモードでブログを書ける」機能が気に入って、ダイアリーをプライベートで使い始めます。これも出先からでも操作できる便利な文章保管庫兼日記帳的な役割で、ゴチャゴチャした文章やどっかからのコピペ、生っぽすぐる心の叫びなどなどを格納していました。 そこから今度はブックマークという機能が気になり、おそるおそるいじり始めます。 丁度なつかしき「鏡の法則」騒動あたりから、ブクマの楽しさを実感しはじめて、一気にブクマへ傾倒。最初はプライベートで生活情報などを淡々とブクマしてい
※今回は後味の悪い記事なので、閲覧注意。 「爆笑問題のススメ」のみうらじゅんゲストの回を見直してみた。 みうら師匠はあいかわらず見事な飛ばしっぷりで感動したが、 その回のテーマは「パ・リーグのすすめ」でしたのね。 爆笑問題で言えば、 学生時代みんなのアイドルだった田中さんは「セ・リーグ」。 ひとりも友達がおらず、ひねくれていた太田さんは「パ・リーグ」。 太陽の当たる場所に居られない人間がいてもいいじゃん、 「セ・リーグ」に属せない人間がいてもいいじゃん、 という、身につまされる、涙なしには聞けない話だったことだよ。 この回を見て真っ先に連想したのは「スクールカースト」だ。 いじめの構造 (新書) 森口 朗 (著) 小さいときにいじめられると「パ・リーグ」行きは濃厚になるね。 私は完璧に「パ・リーグ」に属していた。思い出すだけでもつらい。 そのうえ、個人的には「スクールカースト」だけでなく、
これは、大学時代仲が良かったNの言葉。 「へ!?自分のこと好きじゃないより好きなほうがいいじゃん!」 当時のワタシには、彼女の気持ちは少しもわからなかった。 でも、今ならわかる気がする。 彼女に直接聞いて確かめることはできないから、憶測に過ぎないかもしれないけれど。 Nはいわゆる「モテ」女子でもなければ、「どうしたってモテない」わけでもない、平たく言ってしまえばごく普通の女の子だった。 いつもニコニコしていて誰にでも分け隔てなく優しくよく気が利いて、少しでも仲良くなった人は一般的に見てあまり褒めどころのない人であったとしてもどこか探して褒めるような、そんな子だった。 だから友達は多く、いつもいろんな人の笑い声の中に彼女はいた。 彼女は当時、共通の仲良し男女の中で一番格好良い男子に恋をしていた。 いつもどこか他人とは一線引いているような、少し影のあるタイプ。 彼は仲間として彼女と仲は良かった
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