私は書きたくない、というのが正直なところ。 書くというのは、私にとっては、ごにょごにょ。 ブログとか日記を書くということは、私にとっては、ま、特に考えないでそうしている。 この手の物は誰かが読むというものではなく、自分という人間が書かずにはいられないお病気みたいなもので、そんなもの。でも、まったく読む人のことを考えてないわけではない。 で、生活というのは、つまり、働くということは、これは、難しいね。 具を作って人様の役に立つか、ずるこく人様の上前をはねるか、その2つだけ。 これを書くということに繋げるというのは、ある面で原則論で言うなら、好きなことで食えるということでもあるのだろうけど、ま、難しい。実現が難しいというのではなくて、それをどう考えるかが難しい。 幸運とか才能とかあるといいのでしょうけどね。 ありますかね? 努力とかで補えるものでしょうかね? ま、わかんないです。 漱石とか読ん
月刊ジャンプ休刊関連で色々検索してて見つけた「コミックビーム」の奥村編集長と岩井副編集長による早稲田大学での対談。直リン禁止らしいので、 「早稲田大学人物研究会」のホームから「奥村勝彦・岩井好典会見録」に飛んで下さい。 基本的には漫画雑誌の編集者になりたい人へのアドバイスという感じですが、興味深い発言が多く、なかなか読み応えがあります。 例えば「コミックビーム」連載の鈴木みそ先生の傑作「銭」でも、触れられていましたが、 「K社の全漫画雑誌の中で、雑誌単体で黒字が出てるのは2誌」 「多分競合誌も同じくらいだと思うけれど、(ビームは)原価率が300%とか400%だから。つまり今の数倍刷って全部売れて、ようやくトントン」 なんてことを言ってます。 漫画雑誌は、それ自体の売上ではペイせずに単行本のヒットがあって、初めて成り立つというビジネスモデルになっているということですね。休刊する月刊ジャンプは
この内容について 今日は、Lingr上で梅田望夫さんとのチャットイベントが行われました。 My Life Between Silicon Valley and Japan - Lingrリベンジ成功おめでとう。150人チャットを1時間半やったよ!!! なんと150人もの人たちが集まったそうです。チャットの生ログはこちらにアップされていますが、発言内容を追って行くにが大変な部分もあると思います。そこで、本日行われたLingr上でのチャット内容を生ログよりは簡単に流し読みするために、ほんの若干!?フィルタをかけてアップしてみます。 発言者の皆さんの内容は基本的にそのまま記載しています。中には、2、3回に分けて発言したコメントを連結したり、前後の意味が通りやすくする為に発言順序を上下したり、中にはばっさりと削除しているものもあります。ちなみにワタシは「yusuke」で発言しています。 今回のイベ
ニッポンの編集長「出身都道府県ランキング」1位は?(編集会議)ただいま発売中の編集会議4月号では、 主要雑誌の編集長264人が一挙に登場しております。 今回、編集部では264人の皆さんに出身都道府県について 独自調査を行いまして、 「ニッポンの編集長・出身都道府県ランキング」をまとめました。 果たして1位は、都会人か地方出身者か……? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ニッポンの編集長」出身都道府県ランキング(有効回答数:255) ◆東京都 60人(23.5%) ◆神奈川県 32人(12.5%) ◆大阪府 20人(8%) ◆兵庫県 12人 ◆埼玉県 11人 ◆新潟県 10人 ※ただし新潟のタウン誌複数含む ◆北海道、愛知県、静岡県、三重県 6人 ※愛知、三重はタウン誌含む 以下、 ◆広島県、福井県、福岡県 5人 ◆岐阜県、富山県、栃木県、京都府 4人 (以下省
桃色書店へようこそ 作者: わたなべぽん出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/02メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 20回この商品を含むブログ (19件) を見る「古書はちどり堂」という小さな古本屋さんを切り盛りする女店長のわたなべぽんさんは元々アルバイト店員。ところがあるときオーナーさんの命令で突然このお店の店長になってしまいます。そこからがもう大変!実はこの古本屋さん、お店の半分がアダルトグッズを販売している桃色書店だったのです!ええっ!女性なのに桃色書店の店長!?私がアダルトビデオやグッズを仕入れるんですか!!マジですか? 桃色書店のおもしろおかしい日常を見事にコミックエッセイにしており、ダヴィンチ誌上でも人気の連載なんですが、いやー面白いですねー。こういうお店だけあって、なかなかお店の経営者とか店長も変人ぞろいなんですけど、買いにこられるほうも買いに
結局二次投票をせずに棄権しました本屋大賞ですが、集計が終わり、大賞が決定したという速報がはいってきました。受賞作は、あれです。あれ。版元さんでは早速帯の準備をはじめているそうです。本屋大賞おめでとうございます。 クリアネス―限りなく透明な恋の物語 作者: 十和出版社/メーカー: スターツ出版発売日: 2007/02/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (15件) を見る老舗出版社パンダ舎の鞠小路まりさんが、ブログ「パンダのため息」(http://pantame.blog61.fc2.com/)でしきりに最近のケータイ小説についてぼやいておられます。そこには、あんなクソ本がどうして売れる?的な心理的背景が見え隠れするのですが、まぁ多分、あれはこれまでの小説とはカテゴリーが違う別物なんでしょう、きっと。 コミックが最初に世の中に出現したとき、多分当時の書店の多くが「バ
小学館に「Sabra」という雑誌がある。たいてい表紙に水着のお姉さんの写真が出ていて書店で手に取るにはちょっと恥ずかしかったりするが、別にそういう内容ばかりというわけでもない。先日そこのインタビューを受けたのだが、それ自体は本題ではなく、そのときに編集部の方から聞いて、思わずいすから飛び上がって「ほんとすか!?」と叫んじゃった話。 「Sabra」のようなグラビア誌の読者というと、典型的に想像するのは「血気盛ん」な若者、と考えるのがふつうではないかと思う。この雑誌は1999年創刊のため私自身の20代には間に合わず、私は買ったことがないのだが、想像するに、10代は「週刊プレイボーイ」あたりだから、「Sabra」は20代かな、みたいな。そういう先入観で世間話を始めたら、ちがうのだという。グラビア誌の中心的な読者層はいまや30代から40代あたりになっていて、20代の人たちはあまり読まなくなってきて
「ケータイ小説」が書籍化されるケースが相次いでいる。文芸分野では06年の売り上げランキングベスト10のうち4つを占め、ケータイ小説のコンテストも開かれるなど、人気はうなぎのぼりだ。人気の秘密はなんだろう。 ケータイ小説のさきがけは 2000年にYoshiさんが発表した「Deep Love」だと言われている。同作品は、Yoshiさんが自身のサイトで連載したところ、評判が口コミで広がり、自費出版で10万部が売れたという。後に改めて出版社から書籍化され、映画・ドラマ化もされた。この作品はシリーズ化され、全体では270万部を売り上げた。 文芸部門ベストセラー10のうち、4つがケータイ小説 これだけ見ると、ケータイ小説は「一発屋」にしか見えなくもないが、ケータイ小説というジャンルは女子中高生の人気を集め、影響力は確実に大きくなってきている。最近では「恋空(上・下)」が124万部、「天使がくれたもの」
売れなくなった雑誌が定期購読で立ち直るかなー? - in between days 404 Blog Not Found:雑誌は売れないのか売らないのか ペイドパブ中心の雑誌だと、企画内容が固まった時点(発売の半年前とか)で収益が確定します。 なので、正直部数はどうでもいいし、売れなくたって構わない。いや、むしろ刷る冊数を増やしてしまうとその分のコストはかかるし、返本のリスクはあるし、いいことは一つもありません。 LEONの秘密と舞台裏 カリスマ編集長が明かす「成功する雑誌の作り方」 作者: 岸田一郎出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2005/08/31メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (36件) を見るそんなことを元LEONの岸田一郎氏が上の本の中で言ってました。 極論を言えば出稿主に送る分だけ刷るのがベスト。さすがにそれでは詐欺なので、最低
イーブック・システムズは1月19日、電子ブック図書館「Flib」を開始すると発表した。同社が提供する電子ブック「FlipBook」を活用して制作された雑誌や書籍を集める。開始当初はアンカー・パブリッシングが発行する電子雑誌や、青空文庫の小説を電子書籍に作り直したもの、写真集、絵本、カタログなどを無料で公開する。今後は出版社に働きかけてコンテンツを拡充していく。コンテンツの閲覧は無料だが、2007年内に有料コンテンツの販売機能も追加する予定。 FlipBook事業は、電子ブックに掲載する広告で収益を確保しながら展開する。見開きページの広告料はおよそ200万円。イーブック・システムズは出版社の広告収入の1.5%ほどを徴収する。同社 代表取締役社長の岡崎眞氏によると、1つの電子ブックにつき、10万人のユニークユーザーがいれば十分に広告効果が見込める(広告主が費用対効果を認める)という。 電子ブッ
Disclaimer このブログは高広伯彦の個人的なものです。ここで述べられていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。 Powered by Movable Type 3.17-ja « 紫禁城とスターバックスとブログとWPP | Main | 影響力は、社会的影響を実際体験してみないとわからないもの? » January 20, 2007 電子ブックの収益モデルは広告収益 ■電子ブックFlipBook、3年後に2000万人ユーザー獲得を狙う(@IT) 電子ブックといえばシャープのザウルスやNECが開発した独自デバイスなどを思い出すが、ネット、とくに常時接続・ブロードバンド環境の整備よって、その流れはPCの世界に落ち着いた。 電子ブックプラットフォームとしては" Zinio " が非常によくできていると思うのだが、日本でも FlipBook が
読書, しごともう関係者の方々、読書人の方々も薄々気がついているのでしょう。そろそろ新書版「アタリショック」=供給過剰や粗製濫造により、ユーザーが新書に対する興味を急速に失い、市場需要および市場規模が急激に縮退する現象=がいつ起きても不思議でない情況になっていて、しかし出さないと書店の本棚を確保できないし、売れるうちに売っておけというような、もう誰も引き下がれないチキンゲームの様相なのでしょうか。 というのもここ最近に読んだ新書のうち、お金を出して良かったと感じるのが感覚的に約半数。筆者さんはいずれも著名で実績のある方々ばかりなのに、「う〓ん」というような粗製濫造感が、どうにもこうにも拭えない。踊る新聞屋〓。: [book]新書版「アタリショック」の足音が聞こえるこんなへっぽこ書店員でも気づいております。どうみても供給過剰。昨年からの創刊ラッシュで新書の棚がますます足りなくなり、ベストは半
幸せな人間はポルノを書かない。(ジュブナイルポルノ作家わかつきひかるのホームページ)ミクシイ等で、同業者さんと知り合う機会が増えました。 それで思ったんですが、ポルノ作家って、どっか人生がギクシャクしているんですね。 人生すっごく順調だぜーっ、とくに大きな事件はなかったぜーっ、私ってすっごく幸せなのーっ、みたいな人って、ポルノ作家さんには少ないような気がします。 もちろん、私の知っている範囲ってすごく少ないから、一般化はできないんですけど。 (中略) 編集者は人生順調組が多いような気がします。出版社って、いい大学の文学部卒のエリート学生しか採用しないから当然なんですけど。 ライトノベル作家も人生順調組が多いのかな。わかりませんけど。 僕もこのブログを始めたあたりから、同業者さんの知り合いがかなり増えました。 一度だけお会いしたような人も含めれば、軽く3ケタの編集者を「知って」います。 もち
ストーリー by GetSet 2007年02月23日 19時00分 白い戦士とか、やるっきゃとか、懐かしい… 部門より 朝日新聞の記事によると、集英社の漫画雑誌「月刊少年ジャンプ」が、6月6日発売の7月号を最後に休刊することが決まった。部数がピーク時の3割程度に落ち込んだためで、集英社広報室によれば「発展的解消の形で時代に合った新雑誌を今秋をめどに創刊する」とのこと。 「月刊少年ジャンプ」は1969年、「週刊少年ジャンプ」の姉妹誌として創刊され(当初は「別冊少年ジャンプ」)、1991年のピーク時には部数約150万を誇ったが、最近は平均39万部前後にまで落ち込んでいた。 はじめ「週刊~」の方かと思いギョッとしたのですが、月刊の方ですね。目次を見ても最近はあまり知っている連載が無い……
パンダのため息 老舗文芸出版社「パンダ舎」(仮名)で働いている「鞠小路まり」どすぇ。 出版ギョーカイ驚愕そして騒然の内幕暴露! もたまにあるかもよん。 でも、キホン的には読んでもためにならないよ〜んだ。
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