■記者コラム 「多事奏論」 オピニオン編集部記者・田玉恵美 インドでいま開かれているユネスコ(国連教育科学文化機関)の会合で、新潟県の「佐渡島(さど)の金山」を世界文化遺産に登録するかどうかの審議があ…
都築氏は1935年生まれ、愛知県出身。東京大学経済学部卒業後、1961年に日本テレビに入社した。後編では、都築氏の生い立ちや、『24時間テレビ』にも一貫する、都築氏の信念について聞いた。(全3回中3回目/1回目から読む) ◆◆◆ 戦争という原体験 ――都築さんは沖縄問題や朝鮮問題といった、太平洋戦争に関連する問題にも一貫して取り組んでいますが、これは戦争を経験した実体験からですか。 都築 ええ。終戦のとき、9歳でした。 ――終戦はどちらで迎えた? 都築 揖斐川、木曽川、長良川の河口あたりの小都市にいました。米軍の飛行機がキラキラっと上を飛んで行っても、もう全く反撃できず、何度も爆撃され、たくさんの人が死にました。助かった友達も、焼け跡で、栄養失調で、亡くなった。 うちの隣には爆弾が落ちてできた大きな穴があったんだけれども、そこが水たまりになっていて、ボウフラがいっぱい湧いてた。そんなことを
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