スマートフォンに電話がかかってきたのは、ことし7月でした。 携帯電話会社の社員を名乗る男が、中国語で「あなたの名前で契約された番号が中国で詐欺に利用されている」と言うのです。 続いて電話は公安当局の警察官を名乗る男に替わります。 「これからオフィスに戻るのでインターネットで警察の番号を検索して、その番号にかけ直してほしい」 言われたとおりに検索して表示された番号に電話するとその男が出たので、本物の警察官だと思い込みました。 いま考えると、うその電話番号が掲載された「偽サイト」に誘導されたのかもしれません。 続いてビデオ通話をつなぐと、警察の青い制服を着た男がオフィスにいる様子が写ったものの、ビデオ通話は禁止されているとして画面はすぐにオフに。 男は、私が日本にいて中国の警察署に来ることができないため、通信アプリの「テレグラム」を使うよう指示してきました。 そしてやりとりを続けると、今度は私
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