いすゞ自動車の普通自動車運転免許で運転可能な小型ディーゼルトラック「エルフミオ」の受注が好調だ。7月末に発売し4カ月間で約1500台を受注。従来、軽トラックやワンボックス車両など普通免許で運転できる別の車をやむを得ず使っていた事業者らの乗り換えに加え、一般向けのレンタカー用途など思わぬ需要が生まれているという。 いすゞは運転手の裾野拡大を目指し、最大積載量1・35トンを確保した上で、普通免許で運転できる車両総重量3・5トン未満の車としてエルフミオを発売した。ディーゼルエンジンを搭載した同様のトラックはエルフミオ以外にないため比較は難しいが、小型トラック「エルフ」の最大積載量1・5トン級モデルの2023年の販売台数は約1700台だった。GR国内事業推進部の宇野博部長は「エルフミオは4カ月で同等の受注をいただいた」と自信を見せる。 軽トラックユーザーらが普通免許でより多くの荷物を詰めるエルフミ