2024年8月某日 いつものようにいつものごとく労働に勤しんでいると、ポケットの中で聞き慣れないバイブ音が鳴った。このような現象はたまにある。思えばあの時もそうだった。何か嫌な感じがしたのである。不穏なGmailの通知を今でも忘れない、と言うと大げさではあるが、理屈では説明できない、いつもと違う感覚というのは、現実世界でも稀にあるものである。 休憩がてらスマホに目を向けると、やはり見慣れない通知があった。Twitter、ではなくXからの通知。私は一部を除いて基本的に誰からの通知もONにしていない。だから、それを最後に見たのはいつであっただろうか。意外にも記憶は薄れていない。それゆえに、そんなわけがないと思ったのだった。「この時代にWake Up,Girls!の公式アカウントが動くわけないだろう?」 ついに乗っ取られてしまったのか。更新頻度の少ない企業アカウントへの不正ログイン。このようなご