はい、今回はみんな大好き(大嫌い)SIerについての話である。 デジタル庁の動きに駆動されて、日本で何度目かの内製推進が盛り上がろうとしている。 日本のITシステム開発がうまく行かない原因としてしばしば挙げられるのが、ユーザサイド(非IT産業)にエンジニアやプログラマなどのIT人材が不足しているというものだ。確かに、日本が欧米と比較してIT企業にIT人材を集中的に配置しているのは事実である。 こうしたIT人材の偏りによって、アジリティの高い開発ができない、CI/CDやDevOpsが進まない、というのは当たっているし、ユーザ企業も自らIT人材を雇用して内製を進めるべきだ、という議論にはもう十年以上の歴史がある(筆者が追えていないだけでもっと古いかもしれない)。 この時、悪玉として批判にさらされるのが、今回の主役であるSIerという存在である。日本における内製推進は、しばしばSIer批判とセッ
ヤフー株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。LINEヤフー Tech Blog 初めまして、Yahoo!ニュースアプリ開発を担当している八木下・西原です。Yahoo!ニュースアプリチームでは、1人のエンジニアが複数の技術領域を担当できるスキルアップと体制づくりを目指しました。この記事では、マルチスキルを推進するチーム作りのポイントや、取り組みを通して学んだことを紹介します。 これまでの課題や不安 各技術領域の業務は、そのスキルを持つエンジニアだけで行っていました。結果、このような問題が起きていました。 仕事が属人化したり特定の人に集中しやすい 最近ではiOSアップデートにともなう対応が多かった iOS開発担当のタスクがあふれてしまっていた それぞれの開発進捗が噛み合わない ユーザーへの価値提供が遅れる API
ペイメントのスタートアップとして大成功したSquareといえばジャック・ドーシーのイメージが強いと思います。ジャック・ドーシーはツイッターの共同創業者でもあり、知名度が高いので仕方のないことです。今回紹介するのはSquareのもう一人の共同創業者であるジム・マッケルビーの初書籍である"The Innovation Stack"です。 Squareには創業からこれまで、一度だけ大きな危機がありました。アマゾンが参入してきたのです。ジム・マッケルビーは、なぜアマゾンのような大企業からの攻撃をSquareのような小さなスタートアップが退けることができたのか、そもそもSquareはなぜ成功することができたのか、これを自分に問いかけ続けました。そして、過去に似たような事例がないのか探して研究しました。その研究の成果が本書となります。 The Innovation Stack: Building an
2017年にソフトバンクが買収したボストン・ダイナミクスといえば、新型コロナウイルス感染者の遠隔トリアージに使用されたり牧羊犬替わりに使用されたりと、さまざまな用途をみせる四足歩行ロボット「Spot」の開発元として有名です。そんなボストン・ダイナミクスの売却をソフトバンクが検討していると報じられています。 SoftBank in Talks to Sell Boston Dynamics to Hyundai - Bloomberg https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-11-09/softbank-is-said-to-be-in-talks-to-sell-robot-maker-to-hyundai Bloombergが関係者から得た証言によると、ソフトバンクはボストン・ダイナミクスの売却について、韓国の自動車メーカーであるHyun
そもそもこの記事は、同情をかいたいための記事ではありません。比較をされたいためでもありません。また、修羅場は経験する必要がないならそれに越したことは無い、ということもしっかり述べておきます。また、逃げる勇気もとても大事です。一人でも共感していただいたら、また辛いことを経験してる人が一人でも救われたら、と思い書いています。修羅場が絶対必要、ということを言いたいわけではないということをしっかり述べて本題にはいります。むしろ、こんなことが起こる組織は作っちゃいけないんだと思っています。そういう組織を作らないための教訓です。 (追記パラグラフ) 大事なことを新卒時代の同期がしっかりと補足してくれていますので、ぜひこちらもご覧くださいませ。 外資系企業が日本のオペレーションの撤退を意思決定。ほぼすべての社員が一斉にいなくなった後のオフィスの写真です。25人ほどいた社員がいなくなりデスクなどが夜逃げの
君へ、 つい最近まで、南米で3ヶ月ほどデータエンジニアとして仕事していた。Tシャツで帰ってきて震えた。寒くて。 僕にとって2019年は、あんまりいろんなことが無かったくせに、いや糞ヒマだったからこそ、いろいろ考えることが多い1年だったと思う。最後の3ヶ月以外は、基本的にヒマだった。 過去に僕はベルリンで1年ほど働いていたこと*1があり、まあ結論からいうと音を上げて、日本に逃げ帰ってきた。何がそんなにしんどかったかというと、ベルリンは十分英語で生活できるとはいえ、ドイツ語関連のトラブルシューティングに付き合ってくれるドイツ人の友人を作ることができなかったというのが大きいが、そういう人間関係を構築することが出来なかったことも含めて、当時所属していた会社の上司および同僚と上手くいかなかったのが致命的だった。 とくに、エンジニアの同僚氏、つまり君は、まったく許せなかった。 あれからもう3年も経ち、
残業ないし、破綻もないし、クソ上司もないし、今の職場には概ね満足していて、少なくとも50才になるまでは働きたいなあと考えている。だから、出る杭にならないよう、注意して生きている。今朝の定例部長ミーティングも、出る杭になって悔いを残す結果にならぬよう、注意しつつ、営業部の長として出席した。守秘義務があるのと、嫉妬の対象にされたくないのとで、詳細はひかえるが、業績は好調そのもののいい数字が上がっているので、なかなかの冬季賞与になりそうである。ちなみに前に勤めていた会社は賞与が0.1ヵ月だそうで、本当に、本当に、転職して良かった…このままの調子でいっていただければありがたい…と会議の末席で感慨に浸っていた。 するとボス(社長)が「本当は社員をもっと追い詰めて、数字を絞り出したい。実際もっとできると私は考えているよ」と本音らしきことを口にした。取り巻きっぽい人たちが、ですよね、私もそう思います、と
by James Duncan Davidson Amazonのジェフ・ベゾスCEOは、ゼロからAmazonを創業して世界有数の大企業へと成長させたやり手の実業家として知られています。9年間Amazonに勤めた元従業員であり、現在は作家や起業家としても活動するBuster Benson氏が、ベゾス氏が成功した鍵は「素早くスマートな決断を下す能力」だったと述べています。 How billionaire Jeff Bezos makes fast, smart decisions under pressure https://www.cnbc.com/2019/11/14/how-billionaire-jeff-bezos-makes-fast-smart-decisions-under-pressure-says-ex-amazon-manager.html 仕事や人生において成功するため
by Tim van der Kuip 「システムを設計する組織は、組織の構造をそっくりまねた構造の設計を生み出してしまう」といわれており、組織のあり方は製品開発において重要です。製品を生み出すために組織のあり方や社内でのコミュニケーションの取り方をまるっきり変えたのがAmazonであり、ホームページを軽量化するサービスを提供している「Sametab」のCEOであるレオナルド・フェデリコ氏が、Amazonを例にとって「組織の取り得るオプション」を解説しています。 The Single Most Important Internal Email in the History of Amazon https://www.sametab.com/blog/frameworks-for-remote-working GoogleエンジニアのSteve Yegge氏はAmazonで6年、Google
Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎 2018-11-18 08:30 CanonicalとUbuntuの生みの親であるMark Shuttleworth氏は、ベルリンで開催された「OpenStack Summit」で基調講演を行った際、最近もっともよく聞かれる質問は「IBMのRed Hat買収についてどう思うか」だと語った。同氏はこの問いに対して、買収金額は高すぎると思うが、クラウド市場の成長ぶりを考えれば、おそらくこの買収はよい結果を生むだろうと答えた。 しかし、実際にわれわれが一番聞きたかった質問は、「もしIBMが340億ドル支払ったとしたら、Canonicalを売却していたか」というものだった。CanonicalもやはりトップクラスのLinux企業であり、実のところ、クラウドとコンテナの世界では間違
Netflix社員は毎日がバトルロワイヤル2018.11.02 07:0080,978 Rhett Jones - Gizmodo US [原文] ( satomi ) Image: Ernesto S. Ruscio/Getty Images Entertainment/ゲッティ イメージズ CEOのリード・ヘイスティング 過労やパワハラとは次元の違う地獄がここに。 Netlflix(ネットフリックス)の現社員と元社員総勢70人以上の取材をもとに、The Wall Street Journalがそのベールに包まれた職場環境をレポートしています。自己啓発本、ビジネススクール、シリコンバレーの破壊文化、ニューエイジの透明性至上主義を寄せ集めて煮詰めるとこうなるんでしょうかね。 いろいろおかしなことになっているようです。 Netflixウェイ社員が語った「Netflixウェイ(Netflix
http://blog.yuryu.jp/2012/05/blog-post.html この記事でパナソニックを退職した話を見たので。 微妙に現状と違うところがあったので、ちょっと書いてみます。 当時とは状況も違うしね。 お前は誰だパナソニックに勤務するメカ屋です。 学歴は偏差値55程度の東北の駅弁国立大出身。 同期はMARCH以上がデフォなので、少数派だと思う。 といっても、〇芝や〇菱と違って学閥は感じられないのでほとんど影響はないんだと思う。 学部生は、主務昇進前の同期横並びになってる時期は、院卒の2年遅れ。 あとは様々。実力(いつ昇格研修に推薦されるか)次第 年収・残業についてお賃金は昨年(入社5年目時点)で600万円ちょいでした。 入社3年目くらいまでは夜10時くらいまで働くことも多かったけど、働き方改革の旗印のもと、8時以降の残業が禁止になり、定時日が週1設定され、 40時/月以
前職で大変お世話になっていた会社が廃業した。当時の担当者と会うことになったのは、「頼みごとがある」と連絡があったからだ。10年前、食堂リニューアルの際、僕は、コンサル的な立場を任されていた。久々に訪れたその会社はラインが止められていて静かだった。正門の警備員詰め所は閉鎖されていた。頻繁に訪れていた頃は、構内をフォークリフトが頻繁に行きかっていてボケーとしていると危なかったが、注意を払う必要もなくなっていた。 会議室に通されるまでに、椅子、空調、あらゆる備品に青と赤の紙が貼ってあるのに気が付いた。マジックで売却と書いてある。青が多い。赤はときどき見かける程度。会議室も、デスクやソファーや壁掛け時計などの実用品だけでなく、よくわからない絵の入った額縁や、意味不明なオブジェにも売却の紙が貼ってあった。社内コンペの写真入った写真立てや、ボロボロのフロアマットまで売っていた。処分する金がないのだろう
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