文=青山知雄 自身初めての日本代表メンバー発表でテーブルから立ち上がり、身振り手振りを加えながら自らの指針を表明したヴァイッド・ハリルホジッチ監督。3月27日のチュニジア戦(大分)、同31日のウズベキスタン戦(東京)に向け、31人の代表選手とバックアップメンバー12人を選出し、ラージグループで戦っていく方向性を打ち出したが、果たして指揮官はいかなるシステムと布陣での戦いを考えているのだろうか。 日本代表メンバーが発表される際、選手はポジションごとに生年月日が早い選手から掲載される。今回も会見後に配付されたメンバーリストでは、通常どおりの順番に整理されて並んでいたが、ハリルホジッチ監督が読み上げた順番は、リストとは異なっていた。会見時に監督の“プレゼン”を聞きながら、わずかな違和感を覚えていたが、自分のメモとリリースを見て、その原因が判明した。 まずは指揮官が読み上げた順に代表メンバーを紹介