これまで証明されなかった、大気汚染物質がアトピー性皮膚炎の症状を増悪させる仕組みの一部がようやく解明されました。今後、新たな治療法の開発に結びつく発見と、期待されています。 アトピー性皮膚炎と大気汚染の関係は以前から指摘されていましたが、科学的に証明するには至っていませんでした。しかし2016年11月、東北大学大学院の研究で、大気汚染物質がアトピー性皮膚炎の症状を引き起こす仕組みの一部が解明されました。 大気汚染物質は、車の排出ガス、工場からの煙、火力発電所、採石場などの粉じん、土ぼこりなどに含まれ、おもに気管支や肺などの呼吸器の病気を引き起こすリスクがあることがわかっています。