ダンスのヴィジュアル化(視覚化)は古くから行われてきた芸術表現の一つです。近年、ダンスをビジュアルエフェクトで表現する手法が、ダンスPVにおいて人気を集めています。しかし、現状では多くのエフェクトがポストプロダクションとして事後的に加えられており、ダンサーが踊っている時にダンサーはエフェクトを確認することなく、動画編集時にアフターエフェクトエンジニアによって制作されており、ダンサーが踊っている時に思い描いているイメージは反映されてはいないのが現状でしょう。 VR時代の新しい身体感を探す 一方で、メタバースでのコミュニケーションが活発になっていますが、VRでの視点位置はアバターの目の位置か背後からの俯瞰視点にあらかじめ固定されており、それ以外の視点は選ぶことができません。VR-chatなどのダンス練習用のワールドでは、現実のダンス練習場のように、鏡のような物が壁一面に設置され、自分の姿が鏡面