ソチパラリンピックの出来島桃子選手が出場したバイアスロンの競技運営ミスについて、日本選手団が、IPC=国際パラリンピック委員会に抗議していた問題で、20日帰国した日本選手団の荒木雅信団長は「IPC側が行う問題の検証結果を待って対応を考えたい」と話しました。 大会8日目のバイアスロン女子のレースで、競技運営のミスから多くの選手が最初の周回で誤って距離の長いコースを滑りました。 運営側は、正しいコースを滑っていた出来島選手に対して、距離を合わせるために最後の周回で長いコースを滑らせたため、日本側がIPCに抗議していました。 IPC側は、すでに「抗議を認めない」と回答するとともに、なぜこのような問題が起きたのか検証することを約束しました。 これにについて日本選手団の荒木団長は「IPC側の検証結果が出るのを待ってから改めて今後の対応を考えたい」と話しました。