ある国際会議のkeynote Speechの中で紹介されていた話。非常に面白かった。 Wired: How a Math Genius Hacked OkCupid to Find True Love 「いまどきの若い男は、なんでもコンピュータか!」とか思われるかもしれないけど、何をしたのかを読んでみると「これって、単なるナンパの方が楽だったんじゃないか?」と思わされる。 登場人物のスペック この人の経歴がアメリカ的。 名前:Chris McKinlay (35歳) 経歴 2001年:Middlebury College を卒業。専攻は中国語 同年:世界貿易センターで中国語から英語への翻訳のアルバイト。アルバイトを辞めた5週間後に9・11。 〜2002年:その後、友達に誘われて、an offshoot of MIT’s famed professional blackjack team に
理研&CDBが追加調査すべきSTAP論文疑惑 (2chまとめの解説、一部改変) 特定法人指定を目指して理研は調査項目を6項目だけに絞って早期解決を図ろうとしました。しかし、博士論文からのNature論文への悪質な画像流用(捏造)が暴露され最終調査報告により研究不正も認定されて観念するかと思われた小保方氏がまさかの逆切れ反撃。早期解決の目論見がはずれてしまった今となっては、理研は最早徹底的にNature論文の疑惑を調査して小保方氏の不正の証拠を積み上げるべきなのではないでしょうか。 (1) テラトーマを正常組織にまで育て上げた小保方氏の手腕 テラトーマ(一種のがん)実験で、小葉が独立した膵臓(Ext Data Fig.4cのH&E染色画像)や、乳び管を伴う空腸(Fig.2e Endoderm H&E染色画像)など、短期間に高度に分化・組織化したが形成されるのは不自然であり、生データの調査の必
最近、大学が関わる研究結果の捏造をよく目にします。そこで、ここでは、研究データ捏造事例をまとめてみます! 事例が多すぎて追いきれていませんが、見つけ次第随時追記してまいります。(掲載大学はあいうえお順です) また、不正に関与した職員のその後も少し調べてみました。 解雇は不当と大学に訴訟を起こしていたり、順調に出世したり、大学から離れて病院の院長をされている方もいるなど、色々な道を進んでいるようです。 また、一部の関与者は、TwitterやFacebookアカウントを持っているようですが、そこまで晒してはさすがに可愛そうかと思い、記載していません。名前で検索すればすぐに引っかかりますよ^^; 大阪大 論文データ捏造の杉野教授を大阪大が懲戒解雇 (読売新聞・2006/12/20) 大阪大大学院生命機能研究科(大阪府吹田市)の杉野明雄教授(63)が米国の科学誌にデータを捏(ねつ)造、改ざんした論
在英研究者、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で研究室を主宰。免疫学者/皮膚科医。本ブログおよびツイッター(@masahirono)では、主に英国事情、政治社会などについて私見をつぶやいています。研究用ホームページはこちら STAP論文では、その発表時からマスコミの反応は異常だったが、論文に疑義が生じてからは、その反動で過剰なバッシングになっている。割烹着やピンクの部屋といった宣伝材料を用意したという理研もどうかと思うが、そもそもそういう科学の本質と無縁な宣伝に乗るマスコミ・視聴者もどうかしている。しかし、これも考えてみると起こるべくして起きた事態だ。 この事態をみて、昔京大で働いていた頃、自分が発表した論文について記者会見したときの様子を思い出した。有名雑誌に掲載が決まった論文は、発表と同時に新聞記事が出る。どうしてそんなことになるか訝る人も多いだろうが、実はこれには決まった方
在英研究者、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で研究室を主宰。免疫学者/皮膚科医。本ブログおよびツイッター(@masahirono)では、主に英国事情、政治社会などについて私見をつぶやいています。研究用ホームページはこちら 本日4月1日、通称STAP問題についての理研の調査委員会の報告があった。理研がどれだけ真摯に問題解決にあたるかはまだこれからの対応を見なければ分からないが、そもそも問題についての認識がずれているように思ったので、ここに思う所を書いた。 今回の事件で、STAP論文はNatureに載りながら実にずさんな研究であったことが暴露されてしまったわけだ。理研、著者たちに個別的な問題は勿論あろうが、些末で表面的な騒動に目をとられて、根底にある構造的問題が隠れてしまっている。 よく誤解されているので、STAPの著者と権利について明瞭にしておきたい。Natureの2論文が、もし
STAP細胞は、画期的な発見として一月末に大々的に発表され、研究者のキャラクターも話題となりメディアに盛んに取り上げられました。ノーベル賞級の発見だとして世間が熱狂ムードにある中、私は違和感を感じ、次のようにツイッターでつぶやきました。 「STAP細胞の研究についての色々な意見を見て思ったのですが、論文の共著者に有名な研究者の名前があるからきっと信用できるだろうという意見が散見されました。共著者に著名な研究者がいるかどうかではなくて論文の中身で判断しないと危ういです。過去の捏造問題から何も学んでいないことになります[*1]」(2014年1月30日) 論文公表直後から、再現できないという報告が相次ぎ、「小保方さんが自分でも意識していないコツがあるのではないか?」「成功に必要な手順が特許の関係で隠されているのではないか?」などという憶測がなされ始めました。残念ながらその後、STAP細胞の論文に
古田彩 Aya FURUTA @ayafuruta 量子情報と統計と物性の若い人が集まる研究会@京大。参加者が予想を上回り、懇親会では100人を超える人数が居酒屋の2階大広間を占拠することに。この風景は高校の修学旅行以来。 2014-03-24 02:32:54
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "軌道エレベータ" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2013年9月) NASAによる軌道エレベーター想像図 軌道エレベータ(きどうエレベータ、英: space elevator)は、惑星などの表面から静止軌道以上まで伸びる軌道を持つエレベータの構想である。宇宙エレベータとも呼ばれる。 実現した場合、宇宙空間への有利な進出手段として構想されている。カーボンナノチューブの発見後、現状の技術レベルでも手の届きそうな範囲にあることから実現に向けた研究プロジェクトが日本やアメリカで始まっている。 軌道エレベータの概念図 軌道エレベー
途方もない主張には途方もない証明・証拠が必要であり、単一の研究に懐疑的になるべきだ。We should be skeptical of single studies. That should be the case even if we have every reason to trust the lab. Until the work is replicated under a variety of conditions, we should suspend judgment. ... We should trust concensus science even though the majority is not always right. 我々は、単一の研究に懐疑的になるべきだ。たとえ研究室を信頼するためにあらゆる理由がある場合でも同様である。研究結果が様々な条件下で再現されるまで、
先週のブログでは,「水の変容Ⅰ-Ⅴ」を掲載した。今週は,水を巡って,20世紀後半のサイエンスの世界を揺るがした大事件について述べる。「水の変容」でも繰り返し述べたように,水ほど,単純に見えて,複雑怪奇な物質も珍しい。ここに掲載する 『ポリウォーター伝説』 は,それを絵に描いたような出来事であった。 《群馬県の水は分子生物学に適している》と信じている知人がいる。東京から移ったあと,何故か実験がうまくいくという。 《群馬県の水は分子生物学に適している》という陳述の問題点は,以下の通りである。まず第一に,標準がない。すなわち,一体何に対してうまくいくのかが明確でない。第二に,定量性がない。どれくらいうまくいくのか数字で表わされていない。第三に再現性が語られていない。ただ何となくうまくいくというのでは説得力がない。いつ,どこで,だれが実験しても,同じ結果が得られるのでなければ,真剣な議論の対象には
⇒ 文部科学省への告発文書 ⇒ 東京大学への告発文書 参考サイト セルカン氏の疑惑とは?、英語blog、 理系全般2ch,16,15,14,13,12,11,10,9,8,7,6,5,4,3,2,1、Twitter 事件に関する報道一覧 ・2012.2.29 東京大学記者発表:懲戒処分の公表について(東京大学は、2月24日付けで、松村秀一大学院工学系研究科教授に対して停職1月の懲戒処分を行った。) ・2012.2.29 東京大学記者発表:アニリール・セルカン元東京大学大学院工学系研究科助教に係る研究費の不適切な使用に関する調査結果の報告について ・2012.2.29 日刊スポーツ:東大トルコ人元助教、100万円超を流用 ・2012.2.29 産経新聞:監督責任で東大教授処分 論文盗用など不正行為めぐり ・2012.2.29 読売新聞:経歴詐称で東大解雇セルカン氏、私的流用疑いも ・2012
Tweet キメラマウスになった細胞は、本当にSTAP細胞だったのか? 科学の視点からすると、一番の疑問はこれになるかと思います。「STAP細胞は本当にあったのか」と言い換えてもいいでしょう。 Nature誌2014年1月30日号に掲載されたSTAP細胞の論文をめぐって、さまざまな疑義が生じています。筆頭著者の過去の論文にも疑義が生じており、その多さに、STAP細胞の存在そのものが疑われているような状況になっているのも、残念ながら事実です。 現在、筆頭著者の所属機関である理化学研究所(理研)をはじめ、関係する機関がそれぞれ独立に、疑義に関して調査をしていると表明しています。 私たち未来館の科学コミュニケーターは、指摘されている疑義に関して、それが不正であるかどうかを判断できる立場にはありません。しかし、倫理的な問題の大きさは別として、疑義の中には、STAP細胞の実在を根本から揺るがすものと
写真 患者を生きる受診すべき子どものいびきは? 睡眠時無呼吸、見逃しも(2019/7/5) ■患者を生きる・眠る「子どもの無呼吸」(5:情報編) 「睡眠時無呼吸症候群」は大人の病気と思われがちだが、子どもにも1~4%いるとされる…[続きを読む] 認知症の人が働く喫茶店 「だんない」の名に込める思い[ニュース・フォーカス](2019/7/5) 外来も当直も1人で 医師流出にあえぐ山あいの総合病院[ニュース・フォーカス](2019/7/5) いびきなくなり、シャキッと起きる 劇的に変わった生活[患者を生きる](2019/7/4) 病院・学校・役所、敷地内禁煙に 屋外の喫煙増に懸念も[ニュース・フォーカス](2019/7/1) 熱中症か、高校生17人搬送 体育館での行事終了後に[ニュース・フォーカス](2019/7/5) 手足口病、愛知県で流行 患者数が警報レベル超える[ニュー
【ワシントン=中島達雄】理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)らが発表した新たな万能細胞「STAP細胞」の論文で不正が疑われている問題で、論文共著者の米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授と小島宏司医師が14日、論文を撤回する意思がないことを改めて明らかにした。 読売新聞の取材に対し、所属する病院の広報を通じて回答した。 バカンティ教授は「比較的軽微な間違いや外部からの圧力によって無視するにはあまりに重要な論文だ」とし、小保方リーダーらが所属する理化学研究所が、論文の撤回を要請していることを批判。「データが間違っているという説得力のある証拠が示されない限り、論文を撤回する必要はない。共著者全員と話し合うつもりだ」と述べた。
科学における成果発信の形式は通常数ページの論文となります。 ここではページ制約もあり、様々な事象が省略されます。これは読者としては、不正行為がないという前提では、論点とその論理が纏められて理解しやすいものとなります。論点と関係のない一切の無駄は、排除されるべきなのです。日本語の文章法では、このような枝葉が沢山ついた説明の仕方がされる場合も多々あります。 しかし論文、とくに英語で書かれたものは、序論、本論、結論が一筋であるものが普通です。このことに乗じてしばしば削られるべきでないことまで削られてしまいます。それは故意であるときもあれば、無意識のうちに行われることもあります。例えば、失敗した実験や試行回数は省かれ、不都合な写真領域はトリミングされるでしょう。グラフも論理の構成に適うように、常に著者のバイアスがかかります。無意識な例として次のものがあります。迷路のゴールにチーズをおいて、マウスが
加藤茂明氏の 論文偽造問題発覚―>分子細胞研・教授辞職 に対しては、あまりにも身近な出来事なので、驚いて声も出ない。まだ、この方面の研究者は波及を恐れてか、誰も口をつぐんでいるようだ。好意的に考えればまだ論文偽造の全貌がつかめないので、発言できないのだろう。 あまり読みたくもないが、無責任なネットでは、様々な意見が飛び交っているようだ。知人によればいくつかのデータの偽造はネットで論文をダウンロードしても図表をつぎはぎすれば確認できるのだそうである(残念ながら小生はそういう技術は不得手であるが若い人にはいとも簡単にできるのだそうである)。 余計な心配かもしれないが、普通の研究者なら一般論として今後以下のことが想定できるだろう。 1. 偽造を見抜けずに、彼に高額の研究費を20年以上にわたって注ぎ続けてきた国の資金提供機関やその評価に携わってきた評価委員などの責任は非常に重い。彼に研究
2007年01月12日05:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 代価の代価 - 「背信の科学者たち」の書評に代えて 本書の背表紙には、こうある。 背信の科学者たち W. Broad / N. Wade / 牧野賢治訳 [原著:Betrayers of the Truth] 科学者はなぜ不正行為を繰り返すのか? 本書「背信の科学者たち」は、1983年刊行の"Betrayers of the Truth"の全訳を元に、ブルーバックスの収録にあたって一部を削った代わりに原著刊行以降の「ミスコンダクト」を追補したものである。目次を見ただけで、暗澹たる気分になるのではないだろうか。 目次 第1章 ひび割れた理想 第2章 歴史の中の虚偽 第3章 立身出世主義者の出現 第4章 追試の限界 第5章 エリートの力 第6章 自己欺瞞と盲信 第7章 論理の神話 第8章 師と弟子 第9章 圧力による後退
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く