◆第93回天皇杯全日本選手権 ▽決勝 横浜M2―0広島(1日・国立競技場) 横浜Mが、前半に奪った2点を守りきり、最後の国立競技場で天皇杯を制した。横浜MはJリーグ発足直前、「日産FC横浜マリノス」だった時代の1992年度(1993年元日)以来、21年ぶりの優勝。 立ち上がりから、攻める横浜Mを広島が分厚い守備で自陣に引き込んで受け止める展開だったが、試合が動いたのは前半17分。右サイドから横浜M・小林がドリブルで仕掛け、広島DF陣に囲まれつぶされたものの、ボールは端戸から中央の斎藤にわたり、右足でゴール左へ鮮やかに蹴りこんだ。J1リーグ戦では広島に逆転を許し2位に泣いた横浜Mが、貴重な先制点を挙げた。 さらに同21分、横浜M・中村がCKで中町の頭にピンポイントで合わせるも、GK西川が好セーブ。しかし、こぼれ球に中沢が詰めて頭で押し込み加点した。 後半は広島も再三、ゴール前で好機をつかんだ
