フェイスブックによる、”わいせつ”コンテンツの規制が、改めて注目を集めている。 イタリアからは、約3万年前の旧石器時代の裸婦像がフェイスブックによって”ポルノ”認定され、掲載を認められないという騒動が起こり、この裸婦像を所蔵するオーストリアの博物館も巻きこんだ論争になった。 またフランスでは、19世紀の写実主義画家、キュスターヴ・クールベが女性器を描いた「世界の起源」をフェイスブックに削除されたアーティストによる裁判が、近く判決を迎えるという。 さらに米国では、女性の裸の背中を写しただけの画像が、やはりフェイスブックから拒絶された、との事例も報告されている。 かつて、授乳する母親の写真を一方的に削除して話題を呼び、2年前にはピュリツアー賞を受賞したベトナム戦争の報道写真を児童ポルノ扱いで削除したフェイスブック。 フェイスブックにとっての”わいせつ”とは、いったい何なのか? ●「旧石器時代の