日韓の歴史では今年が「日韓併合100年」にあたるといって、韓国では何かと動きが目につく。10日には両国の知識人による記者会見と「併合は無効」とする共同声明の発表があった。 すでに65年前の1945年に終わっている“併合”を、今さら有効か無効かなどといってもはじまらない話だ。無効だったからといって、併合による日本の韓国支配(35年間)という歴史的事実が変わるわけでもないが、声明はそれをあらためて日本政府に認めさせ、留飲を下げよう(?)というわけだ。 この声明発表を韓国マスコミは大々的に報道している。そして日本ではほとんど報道されないことに不満を表明している。 しかしこの違いは当然だろう。まず日本人の大多数は「今なぜ100年前の話なの?」とピンとこない。日本での近年の韓国のイメージは、韓流人気のほか経済や文化、スポーツなど元気いっぱいの発展イメージが強いからだ。 100年前の併合(条約)の有・