現役の小説家の中では一番好きな作家・西尾維新の『十二大戦』が熱いです。いま流行りのバトルロワイヤル系の作品ですが、いたるところに西尾維新らしい諧謔や言葉遊びがあふれています。 アニメ化されて、「U-NEXT」で無料で見ることができます。 漫画版は『ジャンプ+』で連載されてます。漫画版は同じ西尾維新原作で『めだかボックス』を描いた暁明あきらが担当で、安定感抜群です。 『十二大戦』「あらすじ」と設定 12年に一度、12人の戦士が集まり争い合う「大戦」が行われます。 12という数字で分かる通り、「十二支」が重要なテーマとなっていて、集まる戦士たちはそれぞれの干支「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」を代表しています。 「十二支」をモチーフにした戦士たちのバトルロイヤルというのは、ありそうで無かった設定です。 この設定だと、読んでいる人は自分の干支に勝ってほしいと思うし、感情移入しやすくなります。 私は「未