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文学小説に関するko_chanのブックマーク (8)

  • SYNODOS JOURNAL : 3.11以後の世界とSF第一世代の可能性(2) 新城カズマ×稲葉振一郎×田中秀臣

    2012/5/309:0 3.11以後の世界とSF第一世代の可能性(2) 新城カズマ×稲葉振一郎×田中秀臣 ■戦後SF第一世代の群像 田中 今日は日SF第一世代の話なんですけど、率直に言って小松左京だけがいまだにまとめて読む価値があって、筒井康隆は最近ちょっと読み返したんですけど…。 新城 筒井さんはご人がいまどこまで自分をSF作家と捉えているのかという問題も含めて、世間的にももっと安部公房的な立場になってしまったのかなと言う気もしないでもないです。 稲葉 筒井さんに関しては、ぼくは自分であまり公平な見方ができないことをお断りしたうえであえて申しますが、作家としては彼はどちらかというと早熟型ですよね。実は彼の魅力の根底には清新なリリシズムがあって、特に初期のスラップスティックはそうしたものに支えられていたからこそ説得力を持ったのだと思います。しかしそうすると彼の一番いい時代は60年代

  • SYNODOS JOURNAL : 3.11以後の世界とSF第一世代の可能性(1) 新城カズマ×稲葉振一郎×田中秀臣

    2012/5/299:0 3.11以後の世界とSF第一世代の可能性(1) 新城カズマ×稲葉振一郎×田中秀臣 想像を超える自然災害、急激に変貌する経済の動向、日常生活が直面する先の見えない不安。東日大震災以後、私たちの想像力と論理的思考の成果と限界とが問われて続けている。 SFというものは、人間の思索(Speculation)の限界に挑戦し、その限界を拡張する試みだといわれている。例えば、多くの日人は日を代表したSF作家小松左京の『日沈没』のエピソードのいくつかを、今回の大震災においても想起したに違いない。それは小松の世界観の強度を改めて私たちに認識させると同時に、また私たちが(小松でさえも予想しなかったような)新しい環境に直面していることをもいやでも認識する出来事だったろう。 今回の座談に集まった私たち三者は、小松左京を中心に、日SF「第一世代」といわれる作家たちの業績を振り返

  • 塩野七生が叩かれる理由

    ちょっと大き目の急ぎの事務仕事が昨日の午後一段落し、そのあとはちょっとほっとしていた。妹とその子どもたちが少し前から来ていたのだが、子供というのはやはり見ていると面白いなあ。妹は小学校の先生なのだが、育休を取って三人の子どもの子育てをしている。みんな丈夫ですくすく育っていていい感じだ。 今日の午前中は松に出かけて、午後一休みして大仕事。それもつつがなく終わり、その後の仕事はぼちぼちと。新しい仕事の問い合わせもあり、それなりに動いてはいる。 暇な時間を見つつ塩野七生『ルネサンスとは何であったのか』読了。最後の三浦雅士との対談が面白い。三浦雅士は最近、私の中では『ダンスマガジン』の編集長でありバレエ評論家なのだが、昔は『ユリイカ』の編集長だったのだからやはり文芸評論家なのだ。 この対談を読んで思ったが、塩野七生が文学の方面からも歴史学の方面からも叩かれる存在らしい、ということは薄々知らなくは

  • 荒れるほど楽しい文学賞の選考

    石原慎太郎氏が、芥川賞の選考委員を辞退する意向を表明した。 18日付のMSN産経ニュースは、知事の様子を以下のように描写している。 『芥川賞の選考委員を務めている東京都の石原慎太郎知事は18日、「全然刺激にならない」として、今回限りで選考委を辞退する考えを明らかにした。 石原氏は報道陣に対し「いつか若い連中が出てきて足をすくわれる、そういう戦慄を期待したが、全然刺激にならないからもう辞めます」と語った。――後略――』 辞意の背景には、前日の夜に発表された第146回芥川賞の受賞者である田中慎弥氏が、受賞記者会見で述べた言葉が関係している。以下、引用する。 『 ――まず一言 「確か、(米女優の)シャーリー・マクレーンが何度もアカデミー賞にノミネートされた末にようやく取ったとき、『私がもらって当然だと思う』と言ってたらしいが、だいたいそういう感じです」 《会場、爆笑》 「4回も落とされたので、断

    荒れるほど楽しい文学賞の選考
  • "漫画化、アニメ化…" ライトノベル界、「相次ぐ盗作」と「市場の飽和状態」の関係【働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww】

    1 :☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★:2010/07/12(月) 12:30:24 ID:???0 ・角川書店から発行されたライトノベル『ユヴェール学園諜報科』が、他作品からの表現の 流用が認められ、角川による発売中止と回収を受け、作者が事実上の「断筆」宣言をする 事態にまで発展した。 角川書店では今年、『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』というライトノベルが、アニメ化も された電撃文庫の人気作『バカとテストと召還獣』からの盗用が発覚し、同様に絶版・回収となる 「事件」が発生している。 一連の騒動の裏には、「数撃てば当たる」出版社の戦略や、メディアミックスの激化など、 産業構造の行き詰まりがありそうだ。 2006年に放映され、社会現象にまで発展した『涼宮ハルヒの憂』は、角川スニーカー文庫から 発売されているライトノベルが原作だ。 それまでテレビで放映されるアニメは漫

  • 「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」の盗作騒ぎに対して、作家 汀こるもの氏が言及:ニュー速VIPブログ(`・ω・´)

  • かってにサブタイトルをつけてみよう! - Something Orange

    角川スニーカー大賞を受賞した『シュガーダーク』をいま読んでいる。 シュガーダーク 埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫) 作者: 新井円侍,mebae出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/11/28メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 551回この商品を含むブログ (132件) を見る 編はなかなかおもしろいのだけれど、この、「埋められた闇と少女」ってサブタイトルいまひとつだよな、と。これ、投稿段階ではなかったので、たぶん第2巻以降と差別化するため編集部の判断で付けたんだろうけれど、やっぱりいまいち。 というか、サブタイトルというものは元々ちょっと扱いを間違えるだけで途端にタイトルをダサくしてしまうものなのだと思う。 「どんな名タイトルでも、その脇に内容を説明するサブタイトルを付けるとダサくなる」というオレ法則があって、以前、友人と名作映画

    かってにサブタイトルをつけてみよう! - Something Orange
    ko_chan
    ko_chan 2010/01/05
    一部サブタイトルつけるまでもないものが…
  • 作家・吉岡平の痛いTK-X批判への反論

    これまで、フィクション小説の間違いを名指しで批判する事はやって来ませんでした。上手く嘘を書く事がフィクション小説の醍醐味であり、間違いを突っ込むのは野暮なことだからです。勿論、嘘を嘘と分かって計算ずくで狙ってやったものと、単に無知から来るミスでは全く意味が異なってきますが、やはりフィクションである以上はそれを信じ込む方が悪いので、無知から来るミスであろうと放置してもそれほど実害はありません。ただし、ある有名作家の書いた小説を端に発する「90式戦車の底は河原の石に当たったら破れてしまう」という誤解のように、それを信じ込んでしまう人達が大量に生み出され、もはやデマの流行に近い状態になってしまった事があるように、場合によっては真面目に間違いを正す必要が生じるケースもあります。 さて、以下はそれとも異なるケースです。問題となる小説は、「無責任艦長タイラー」などの代表作で知られる小説家の吉岡平氏の最

    作家・吉岡平の痛いTK-X批判への反論
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