大相撲の横綱審議委員会は初場所で2回目の優勝を果たした大関・豊昇龍を横綱に推薦することを決め、29日の日本相撲協会の臨時の理事会を経て、3年半ぶりに新しい横綱が誕生することになりました。 大関・豊昇龍は2024年11月の九州場所で優勝を逃したものの、13勝2敗の好成績を挙げ、初場所では、12勝3敗で並んだ3人による優勝決定戦を制して、2回目の優勝を果たしました。 日本相撲協会は大関・豊昇龍の横綱昇進について27日夕方、東京・両国の国技館で開かれた横綱審議委員会に諮問しました。 これを受けて委員会では豊昇龍の横綱としての品格や力量を審議した結果、全員一致で横綱に推薦することを決めました。 横綱審議委員会の山内昌之委員長は「成績だけ見ると12勝3敗だが、ともえ戦を通して17回戦った。ある意味では試練を受けて勝ったことが高く評価された。結びの一番から3回連続で戦っていくことの底力、精神力を評価し