ソーラーパネルを備えたバックパックは子どもたちの登下校時にバッテリーが充電される仕組みだ/UNDP Tanzania/KumiMedia (CNN) 日没後、電気が使えなくても子どもたちが読書できるよう取り組んでいる新興企業がある。東アフリカ・タンザニア育ちで、読書が好きだったイノセント・ジェームズさん(33)は、「ソーマ・バッグス」(スワヒリ語で「読書バッグ」)を立ち上げ、読書灯を充電できるソーラーパネルを備えたバックパックの製作を手掛ける。 廃棄のセメント袋、ミシン、ソーラーパネルを使った小規模なプロジェクトとして始まり、今では世界中の慈善団体やファッションブランドを引き付けるビジネスに成長した。昨年、アフリカ全土の人々に3万6000個のソーラーバックパックを販売し、日没後の貴重なエネルギー源を提供した。 タンザニア本土で電気が通っている世帯は半分に満たない。農村部では、この割合が3分