米オハイオ(Ohio)州ルーカスビル(Lucasville)にある刑務所の死刑執行室(2001年8月29日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Mike Simons 【4月22日 AFP】米科学アカデミー(National Academy of Sciences、NAS)は18日、現在までの死刑研究では、その殺人抑止力効果について肯定、否定、いずれの結論も導くことはできないとした報告書を発表した。 報告書はNAS傘下の米国学術研究会議(National Research Council、NRC)が発行したもの。NRCは、死刑とその抑止効果を検証する委員会を主催している。 委員を務める科学者らは、死刑に関する調査を過去35年間さかのぼって検証した。だが、死刑によって殺人発生率が減少、増加、または全く影響がなかったか、いずれの結論を導くにも情報が不十分だとの見解に達した。 また報告