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思想に関するkageyomiのブックマーク (13)

  • 『反抗の原初形態』 - Arisanのノート

    反抗の原初形態―千年王国主義と社会運動 (1971年) (中公新書) 作者: E.J.ホブズボーム,青木保出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1971メディア: 新書 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る 編者あとがき(青木保)によると、1950年代後半に欧米で、いわゆる千年王国主義的運動についての重要著作が相次いで発表されてブームのようになったそうだ。 このに収められているエリック・ホブズボームの諸論考も、その流れのなかで書かれたものらしい。 いまある社会が崩壊した後に、理想の王国(第三の帝国)が到来するという、古代からあるこの思想と運動が再考される場合、欧米ではやはりナチス・ドイツの存在が想起されたのではないかと思う。しかし、書が中公新書から出版された1971年当時の日で、そのような政治的危機意識が共有されていただろうか。 ホブズボームの議論と、書に併録さ

    『反抗の原初形態』 - Arisanのノート
  • 譚嗣同『仁学』 - Arisanのノート

    仁学―清末の社会変革論 (岩波文庫) 作者: 譚嗣同,西順蔵,坂元ひろ子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1989/08/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る このを書いた譚嗣同という人は、30代前半にして非業の死を遂げている。 浅田次郎の小説『蒼穹の昴』は、日中合作の連続テレビドラマにもなり、少し前にNHKで放映されていたので、それを見た人もあるだろう。その中に描かれていた、同志と共に皇帝(光緒帝)を幽閉して政治改革を行おうとして鎮圧され、処刑されてしまう若い学者、それが譚嗣同である。 彼が残した、ほとんど唯一の書が、この『仁学』なのだ。 このような行動をとった人の、これは社会変革のための書であるので、その内容と文章はたいへん力強い。 内容に関しては、まず冒頭から「似太」という語が用いられているが、これは当時のヨーロッパの科学の重要な概念だった「エーテル」を意

    譚嗣同『仁学』 - Arisanのノート
  • 2ちゃんねるはムソリーニの夢を見るか? - 「サルの論理」と「カニの信用」

    「貴族主義者であると同時に民主主義者であり、革命的であると同時に反動的、プロレタリアと同時に反プロレタリア、平和主義者と同時に反平和主義者である」 これはどのような人間だろうか。ついでに「左翼であると同時に右翼でもある」というのも付け加えてみようか。 ネット上で自ら「中道」と名乗る人はこのように語ることを好むように見える。 これは思想や理念ではなく、ただの「気分」であり「ポーズ」であり、まあ言ってみれば「かっこつけ」である。 そうした人たちが口にするのは、どこまでも自己肯定的な「ロマンのようなもの」でしかない。 「貴族主義者であると同時に民主主義者であり、革命的であると同時に反動的、プロレタリアと同時に反プロレタリア、平和主義者と同時に反平和主義者である」 と名乗ったのは、ムソリーニである。ムソリーニは、こうあることが即ち「ファシストである」と定義した。 ムソリーニは、あらゆるイデオロギー

    2ちゃんねるはムソリーニの夢を見るか? - 「サルの論理」と「カニの信用」
    kageyomi
    kageyomi 2014/04/25
    ”2ちゃんねるはその「自由」によって、「ロマンのようなもの」をまきちらし、ファシズムの苗床となっているわけだ。”自由を守るために、自由を制限しないとダメなんだよ
  • 「潮流」が解説すると駄作に見えるだろう、傑作らしき映画 : 日本共産党・民青同盟悪魔の辞典+

    Excite 今週見るべき映画 「アウト・オブ・キリング」という昔インドネシアで共産主義者が大虐殺された事件のドキュメンタリー。それを加害者の側から描くとはこれまたとんでもない・・・ 加害者たちは、揃って、過去の行為を、詳しく、誇らしげに説明する。ジョシュア・オッペンハイマーは、その行為をカメラに収めたいと提案する。加害者たちは、どのように殺人を遂行したかを、カメラの前で再現し、実際に撮影を開始する。 やがて、加害者たちは、自らの過去を再現するうちに、過去の事実と向き合うこととなる。つまり、加害者たちは、再現映像として、演技(アクト)し、撮影するうちに、かつて犯した事実(アクト)を再確認することになる。 こういう映画は赤旗のコラム欄「潮流」が採り上げると、ほらほら、共産党はがんばったんですよと世紀の愚作かのように解説されてしまう が、たぶんいい映画だと思うので、誤解しないようにしましょうね

    「潮流」が解説すると駄作に見えるだろう、傑作らしき映画 : 日本共産党・民青同盟悪魔の辞典+
    kageyomi
    kageyomi 2014/04/13
    KM生のコメントを見ろ。/1965年のインドネシア政変が劉少奇・トウ小平の威信を低下させ毛沢東の復権を招き、文革を引き起こす。日本共産党の人民的議会主義路線への転換もインドネシア政変の影響である。
  • サービス終了のお知らせ

    kageyomi
    kageyomi 2014/04/11
    ”山県へ書簡を再度送り、教育勅語など「到底不可然前事」と反対しています。フランス留学の経験を持つ井上には、山県ら守旧派は立憲主義が何たるかをまったく理解していないと見ているのです。”教育勅語の歴史
  • 戦闘教師「ケン」 激闘永田町編: 皇族も立憲体制に危機感?‐備忘録的に

    kageyomi
    kageyomi 2014/04/03
    "誕生日というやや私的な会見だからこそ、自らの思いを言の葉にのせることができるということなのだろうが、自らの誕生日に自国の政治的危機を表明しなければならない帝と皇子の御姿は痛ましいものがある。 "
  • 意識高い若者のタコツボ化と「KAZUYAチャンネル的な」右派ブームについて - グダちゃん日報

    2014-04-03 意識高い若者のタコツボ化と「KAZUYAチャンネル的な」右派ブームについて 「意識高い若者」という人たちがいる。 彼らは社会問題に関心が高く、日頃からニュースを見たりたくさんのを読んだりしている。哲学や文学などの高尚な教養知識をひけらかしたがるような、「マイナーなバンド知ってる自分カッケー」に通じる癖もある。 (意識高い若者たちが激論を飛ばすNHKの討論番組) 意識高い若者の原点は恐らく昭和にあるだろう。 1960~70年代、日では学生紛争の全盛期だった。運動参加者の多くは、やれ世代間格差だとか「社会に対する不満」を爆発させながらも、孤独から逃れる居場所づくりとして全共闘を利用していた側面もある。敗戦コンプレックスから左翼系の思想が「カッコいい」とされた時代であり、ファッションとして思想を消費していた人間も大半だっただろう。彼らにとってそれはジャズ喫茶やボブ・ディ

    意識高い若者のタコツボ化と「KAZUYAチャンネル的な」右派ブームについて - グダちゃん日報
    kageyomi
    kageyomi 2014/04/03
    ”飾らない、その辺にいそうな雰囲気のお兄ちゃんが、クラスの同級生のような軽い口調で、世間話の文脈の中にコテコテのイデオロギー(右派思想)を織り交ぜている。"ふむ/動画が三分以内で終わるのも人気の一つかな
  • 安田浩一 on Twitter: "それがきっかけで福本和夫が気になって仕方ない。福本イズムの難解なレトリックにはさほど興味はないが、晩年の福本がほとんど政治を語らず、クジラやフクロウの研究に打ち込んだところに関心がある。産経記者を経て政界ブレーンとなった長男・邦雄の人生も併せて、いつか追いかけてみたい。"

    kageyomi
    kageyomi 2014/04/02
    ”晩年の福本がほとんど政治を語らず、クジラやフクロウの研究に打ち込んだところに関心がある。産経記者を経て政界ブレーンとなった長男・邦雄の人生も併せて、いつか追いかけてみたい。”
  • 安田浩一 on Twitter: "捕鯨問題については以前、各地の捕鯨基地や南氷洋捕鯨船の元乗組員などを取材したことがある。鯨類研究所にも通った。同研究所の資料室で驚いたのは、「福本イズム」で知られる福本和夫の著作が並べられていたこと。福本は党内闘争で失脚、検挙されたのち、捕鯨史の研究をしていたのだという。"

    捕鯨問題については以前、各地の捕鯨基地や南氷洋捕鯨船の元乗組員などを取材したことがある。鯨類研究所にも通った。同研究所の資料室で驚いたのは、「福イズム」で知られる福和夫の著作が並べられていたこと。福は党内闘争で失脚、検挙されたのち、捕鯨史の研究をしていたのだという。

    安田浩一 on Twitter: "捕鯨問題については以前、各地の捕鯨基地や南氷洋捕鯨船の元乗組員などを取材したことがある。鯨類研究所にも通った。同研究所の資料室で驚いたのは、「福本イズム」で知られる福本和夫の著作が並べられていたこと。福本は党内闘争で失脚、検挙されたのち、捕鯨史の研究をしていたのだという。"
    kageyomi
    kageyomi 2014/04/02
    ほげー
  • やなせたかし『アンパンマン』論 - 旗旗

    まずは軽く肩慣らしに「共産主義とは何か?」というお話です。その最適の見が、漫画家のやなせたかしさんが描く「それいけ!アンパンマン」の世界です。これは私が活動家時代に抱いていた共産主義社会のイメージそのものでした。  たとえば、ジャムおじさんはパンを作り、カレーパンマンはカレーを作り、ラーメン天使はラーメンを作るのですが、それは「商売」として行っているのではなく、みんなに喜んでもらうために作っているのです。  つまり彼らの労働は利潤を得るための「疎外された労働」ではなく、「自己実現のための労働」です。そしてそれらを作る原料は、それぞれの農作物を作っている人がやはり無償で提供しています。つまりジャムおじさんは「美味しいパンを作る人」ではあっても、決して「パン屋さん」ではないということに気がつきます。  人間としての向上心のベクトルは「もっと儲けよう」という利己的な方向ではなくて「もっと美味し

  • 【すき家】 ゼンショー小川社長インタビュー - 日経ビジネスオンライン

    今期、24兆円の外市場トップに君臨するゼンショー。牛丼の「すき家」を始め、約20の業態を展開する。そのゼンショーをたった一代で、30年足らずの時間で作り上げ、そのトップに君臨するのが小川賢太郎社長だ。 日経ビジネス9月20日号の特集「外一 ゼンショー」ではその経営の仕組みについて、詳細に報じた。 今回は小川社長の激白、第2弾。9月21日に掲載した前編は、小川社長が港湾労働者を率いた社会主義革命を諦め、吉野家の門を叩いたものの、吉野家倒産という2回目の挫折を味わったところまでを報じた。 そして今回は小川社長が牛丼という“武器”を片手に創業を決意する。その後ナンバーワン外に上り詰めるまでの、自らの戦線について語ってもらった。 (聞き手は飯泉 梓=日経ビジネス記者) ―― 1982年、ゼンショーを創業し、弁当の販売を始めました。ゼンショーには全戦全勝するという意味が込められています。

    【すき家】 ゼンショー小川社長インタビュー - 日経ビジネスオンライン
    kageyomi
    kageyomi 2014/03/29
    徹底した合理主義と科学信仰がコミュニストだね。ナベツネと考え方とかは似ているかな。
  • 20世紀最大の妖怪 その1

    実は共産主義というのは凄まじく個人主義的、自己中心的な思想です。個人の利益のための究極の思想と言ってもいい。 発展した生産力、科学力に裏打ちされて、各自個人が無料で好き放題やりたいことをやれる(それが誰にも迷惑をかけないぐらいに生産力や科学力が発達することが前提です)世界。それが究極の共産社会です(無政府共産といいます)。 なおかつ長い長い時間がたてば放っといてもそういう社会に自然となっていくはずだ、というのが共産主義の基理論です。 そこに「みんなのため」などという理念はこれっぽっちもありません。神や宗教まで否定しちゃうぐらいとにかく個人とか人間のことだけを考える思想なんです。 しかしそれを確実に、またなるべく早く現世で実現させようとする(このへんが将○様パパの「地上の楽園」という言葉の元ネタです)。そのためには産業と科学を無理してでも急速発展させなきゃなりません。 ではどうやって発展さ

  • 分析の封殺 - 擬似環境の向こう側

    再帰的な被告人 えらい文章を読んでしまった。『黒子のバスケ』脅迫事件の被告人意見陳述である。ネットで話題になったので、読んだ人も多いだろう。 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開 「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述全文公開2 ぼくがこの文章を読み進めているうちに最初に思い出したのは、朝日平吾の事件だ。1921年9月、朝日は実業家・安田善次郎を刺殺し、その場で自殺している。橋川文三は『昭和ナショナリズムの諸相』という著作でこの事件を取り上げ、大衆社会論の枠組みを使って以下のように論じている。 朝日平吾の場合には、自己の存在が完全に断片化され、原子化された人間以下のものであるという強烈な挫折感がいだかれていた。… 朝日をつき動かした衝動は、逆説的な意味で不遇な大衆層のデモクラシー(=人間としての平等化)の要求を反映したものであり、伝統的な要因によって形成されたいっさいの人間的

    分析の封殺 - 擬似環境の向こう側
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