ジンバブエの首都ハラレ(Harare)で、パンを買うために何十枚ものジンバブエドル札を手にする客(2008年9月21日撮影)。(c)AFP/Desmond Kwande 【2月19日 AFP】超インフレのジンバブエの新連立政権は18日、公務員の給与を米ドルで支払い始めたことを明らかにした。現地通貨のジンバブエドルは今や紙切れ同然で、同国公務員は実質的に無給で働く状態になっていた。 野党・民主変革運動(Movement for Democratic Change、MDC)の副議長でもあるテンダイ・ビティ(Tendai Biti)財務相は、首都ハラレ(Harare)での記者会見で、米ドルで給与を支払う目的を「適正な給料を支払うため」と説明。対象となるのは教師を含む13万人の公務員全員で、うち兵士の給料はすでに17日から米ドルで支払われていると話した。 ジンバブエでは同国の政治・経済危機の影響で