出現確率1%のガチャを100回引いても,4割近くの人は全部はずれる。“本当の確率”を読み解いてみよう ライター:宮里圭介 まったく確率表示をしていなかったり,レア度別の確率のみ表示したりと,タイトルによって対応はさまざまだ スマートフォン向けゲームに欠かせない存在となっている「ガチャ」。お目当てのキャラやアイテムを引き当てたときの嬉しさは格別だし,結構な額のリアルマネーを使ったあげく,ハズレばかりだったときの悔しさもまたかなりのものだ。 すべては運にかかっているので,プレイヤーが頼りにできるデータといえば,公開されている出現確率ぐらいだろう。以前はその確率が公開されていないゲームが多かったが,最近は業界として確率表示を進める動きが強まっており,人気タイトルの「グランブルーファンタジー」でも,本日(2016年3月10日)から装備品個別の出現確率が表記されるようになる。 だが,確率が明らかにな
最初に、ちょっとお断り。「隕石が落ちる」と言いますが、正確には、地球に落ちたら「隕石」で、落ちる前は「小天体」です。ややこしいので、この記事では両方とも隕石ということにしますね。キュレーターやっていると、まわりに口うるさい人が大勢いて……すみません。 隕石はたくさん落ちている、けど珍しい さて、隕石ですが、地球には実は驚くほどたくさん落ちています。100g以上の隕石だと年間3万個。毎日100個が地球のどこかに落ちていると推定されているのです。ただ、地球の7割は海ですし、人が住んでいないところも多いわけで、実際に落下が目撃されたのは、有史以来1000個程度にすぎません。うーん、一気に稀少になってきました。 隕石は、原則としてロンドンの自然史博物館が刊行している「隕石カタログ」に記載されています。それ以外の隕石もあるのですが、標本としての価値は著しく落ちます。動物の「血統書」とか宝石の「鑑定書
朝ご飯からお弁当、はたまた酒のつまみにもなるウインナー、そしてソーセージ。 しかし何をもって“ウインナー”なのか。 何が“ソーセージ”なのか。 その区別はどこで生まれるのだろうか。 いろいろな種類のソーセージを販売されている伊藤ハムさんにお話を伺ってみると……。 「ソーセージとは、豚肉、牛肉、鶏肉などの原料肉を挽き肉にし、塩漬け。香辛料などで味付けした上で天然腸や人工ケーシングに詰めて造ったものの総称です」 という。 実は基本的に、この手の商品はすべてソーセージに分類される。 味付け挽き肉をどんな天然腸で詰めるか、そして太さの違いなどによって、ウインナーソーセージ、フランクフルトソーセージと呼び名が変わるのだそう。 ウインナーソーセージとは、ソーセージの中でも、「羊腸を使用したもの、または製品の太さが20mm未満のものです」とのことで、これ以外にも、 ■フランクフルトソーセージ→豚の腸を使
様々な形状の容器で、様々な味の商品が存在するカップめん。 今ではどんぶり型や皿型などバリエーション豊かな容器形状があるなか、縦型容器を守り続けているのが、1971年に誕生した世界初のカップめん「カップヌードル」。 そもそもなぜ当初、縦型で発売したのだろうか。日清食品の広報担当者に聞いてみた。 「当社が世界初のインスタントめん、チキンラーメンを発売してから10年が過ぎたころ、国内の袋めん市場は飽和状態となり、創業者の安藤百福は世界にインスタントラーメンを広めるために視察に行くことにしたんです。でも、アメリカのスーパーのバイヤーにチキンラーメンを食べてもらおうとしたとき、日本では当たり前にあるどんぶりとお箸がない。そこで、バイヤーがその場で紙コップとフォークを持って来て食べ始めて、それがヒントになったそうです」 安藤百福氏はそれまで「おいしさに国境はない」と思っていたが、それを見て「越えなけれ
周囲に聞いてみると「調製豆乳でないと飲めない」と言う人も割と多いのだ。 確かにほのかな甘みの調製豆乳は美味しい。しかし調製豆乳はただの大豆風味のジュースなのではないか、と心配だ。 そこで日本豆乳協会に、調製豆乳と無調整豆乳の違いついて聞いてみた。 まず調製豆乳と簡単に言うが、いったい何をどのように調製しているのだろうか。 「調製豆乳の中に入っているのは、少々の塩と砂糖(甘味料)とビタミン類などのことです。これらで味が調製されています」 と、協会の方は話す。 これ以外に、植物レシチンや乳酸Caやペクチンなども使用されているそうだが、いずれもごく少量。 豆乳を美味しく飲むための最低限の使用にとどまる。 さらに、 「無調整豆乳の大豆固形分は平均9〜10%ぐらいです。そして調製豆乳の大豆固形分は平均7%ぐらい」 大豆固形分とは、製品から水分を取りのぞいて残る成分量のこと。この数%の差で、何か栄養の
正月は神社に初詣に行く人も多いだろう。ところで、神社の参拝ルールのひとつとしてよく聞くのが「参道の真ん中は歩かないほうがよい」というもの。 参道の真ん中は正中(せいちゅう)と呼ばれ、神様の通り道とされているからだ。 とはいえ、有名神社の三が日など、押し合い圧し合いの大混雑。真ん中を歩かざるをえないこともある。もし絶対に歩いたり、踏んだりしてはいけないのであれば、ロープを張るなどして神社側が立ち入り禁止にしていてもおかしくないはずだが……。参拝客としてはどの程度気にすべきなのだろうか? そこで全国各地の神社に問い合わせてみた。結論からいうと、どうやらそこまで気にしなくてもいいようだ。神社によって多少ニュアンスの違いはあったが、 「絶対に通っていけないわけではないが、聖なる場所なのでなるべくなら避けたほうがよい」 というのがおおよその回答。都内のある神社の方いわく、 「人の前を横切るときは少し
今季のインフルエンザが「流行入り」したことが12月16日、国立感染症研究所の調べで発表された。 ところで、予防接種だけでなく、寒い冬には体調を崩してなんらかの注射を打つ機会や、点滴などのお世話になる機会もけっこうあるもの。 かくいう自分も、先日、下痢と嘔吐で点滴を打ってもらってきたのだが、帰宅してからふと不安に思ったのは、点滴後に入浴して良いかどうかということだ。 医療機関できちんと確認してくれば良かったのだが、実際どうなのだろうか。 昔は予防接種の後など、入浴は控えていた気がするけれど……。でも、採血・献血の後は普通に入浴していた気もするし。 採血の場合は当日入浴OKで、予防接種や点滴など、体内に薬液などを投与する場合には、あたたまって変質しないように入浴を控えるべきだったりする? 調べてみると、過去のコネタでも取り上げていたが、インフルエンザ予防接種に関しては、『インフルエンザ予防接種
松ぼっくり、かわいいですよね。私は好きです。 クリスマスリースにも欠かせない、寒い季節のマスコット的存在です。 あれ、でもひとつ疑問が。松はわかるけど、「ぼっくり」って何なんでしょう。 ぼっくりの「くり」は、何となく「栗」な気がする。でも「ぼっ」って? 全体的に開いているから、「ぼっ」と開いた「栗」という意味かしら。 考えていても結論は出ないので、『日本の漢字 1600年の歴史』(ベレ出版)などの著書で知られる日本語の専門家、立教大学文学部文学科の沖森卓也教授に聞いてみた。 するといきなり沖森教授の口からは、思わず眉をひそめる意外な言葉が。 「松ぼっくりの“ぼっくり”は、“ふぐり”が転じた語です。つまり陰嚢ですね」 え? 耳を疑った。衝撃だった。 陰嚢というと、あの、男性の股間からぶら下がっている、精巣を包み込んで保護している、あれですか……? 「まったくその通りです」 ショックだった。幼
50円切手を数枚購入した際、切手と切手の間のミシン目が、ちょっと気になった。 切手などで、切り離しやすいように続けてあけられた穴を「目打ち」というが、通常の規則的な目打ちと違い、4辺の各1ヶ所に楕円の大きめの穴があいているのだ。 これって、いつから? 通常80円切手はよく使用するのだが、80円切手では楕円の穴は使用されていないはず。50円切手を買ったのは久しぶりだっただけに、全然知らなかったけど……。 郵便局の窓口で聞いたところ、 「いつからかははっきりわかりませんが、切りやすくするために一部大きな丸にしているのだと思います」とのこと。 次いで、郵便局・お客様サービス相談センターに聞いてみた。 「現在、楕円の目打ちが採用されているのは、オシドリ50円切手のみですが、今回が初めてではなく、実は1997年に日本で最初に採用されたケースがあるんですよ」 1997年には50円切手と270円切手の2
LED電球は、白熱電球や蛍光灯型電球に比べてバカっ高い! 大きいサイズのE26の場合、最近は海外製のものが1000円代で手に入るまで値が下がったが、国産品となるとおよそ2000円。 「LED電球は女の子のパンツと一緒で、小さければ小さいほど高くなる」 という不思議な製品だ。その原因は第1回(関連記事)でも少し触れたとおり、小さい電球の中に電源回路を埋め込まなければならず技術的に難しいため。だから、E17タイプの小さい電球は国産品で3000円ほどする。しかし、モノによっては4000円以上するものまであるから、必ず値札をチェックすること! そんなわけで、家の電球をLED電球に替えるとなると、かなりの初期投資がかかるが、消費電力が少なくなったことで電気代は確実に安くなる。ではいったい、何年間使えば元が取れるのかを計算してみよう。それを知るには、まず消費電力から調べてみる必要がある。 白熱電球・電
世の中の節電志向を完全に無視するかのごとく、これまでASCII.jpは節電よりも「萌え」や「PCパーツ」に重きを置いてきたが、コミケが終わって虚脱感溢れる今、時流に乗って節電することを真剣に考えてみよう(冬コミまでは)。 節電の筆頭として人気急上昇中なのがLED電球。この特集ではLED電球を理解し、そして失敗しないLED電球選びを紹介する。 さて、節電に迫られて電気店でもD.I.Y店でもLED電球が大量に並べられているが、実際LED電球を買ってみると意外に暗かったり、そもそもそれを買っていいのかどうか分からないという経験があるだろう。そう、たとえるなら白熱電球は攻略が簡単なサブヒロインで、挿せば何とかなるヤツだが、 LED電球はなかなか落としづらいメインヒロインで、金髪ツインテールのツンデレ系なのだ! ここでは、ツンデレLED電球娘をうまくたらし込んで、いいようにソケットに挿せる攻略方法を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く