本項成立の経緯 「わが国精神医学史上の若干の再発見について」のページでは、J.J. Mayeda 医師を、1873年5月27日に催されたアメリカ医学心理学会総会 American Medico-Psychological Association の席で紹介した A.S. Ashmead というフィラデルフィアの医師がどういう人物なのかわかりませんでしたが、その後、ある程度の情報が得られたので、ここに補遺として紹介しておきます。それは、まさに偶然の産物でした。興味深いので、その経緯をそのままの順でお知らせします。今回の“発見”は、脚気について調べている中で起こりました。ただし、私は知りませんでしたが、アシュミード医師は、わが国の医学史に詳しい人なら当然のごとくに知っている人物のようです。 フレデリック・ピーターソンの論文 The insane in Japan には、kakke という言葉が
本項の目的 つい最近のことですが、旧満州で発行されていた「満州日日新聞」に夏目漱石が寄稿した、伊藤博文暗殺に関する記事が発見されたのだそうです。続いて、平塚らいてうが創刊した『青鞜』という雑誌の原本が、古書店で大量に発見されたという新聞報道もありました(それぞれ、2013年1月7日、1月9日付朝日新聞)。しかしながら、発見という言葉を使ったとしても、これらは当時の人たちがふつうに接していた刊行物なので、自然界の発見などとは全く異質なものです。その報道を知っている、あるいはそれを承知しながら原本を所持している人たちがいなくなってしまっただけのことですから、どうしても発見という言葉を使いたいのであれば、この場合、言葉の厳密な定義からして、再発見という表現を使うべきでしょう。 ただいま、今西進化論に関する拙著を執筆しているのですが、そのための参考文献として、さまざまな分野の古典的資料を渉猟する中
16類型性格診断について 16類型性格診断は、あなたの性格の特徴を4指標16種類で表します。心理学者カール・グスタフ・ユングの類型論に判断的態度と知覚的態度を組み合わせた自己診断性格診断サイトです。この診断は、あなたの性格特徴を客観的に知ることで、あなたが楽しく生きていく手助けになるように作られています。ぜひ世界で一番利用されている性格診断をお試し下さい。 性格に優劣はありません 16類型性格診断は、心理学的類型論をもとに、1962年に米国のブリックス、マイヤーズという方、2人が研究開発された歴史ある性格分類法を元にオリジナルの設問で簡易自己性格診断として作られています。 人と人との違いを知り、尊重し、互いに理解することが目的で「どの性格が優れているか?」の優劣を決めるものではありません。 自己理解を深めるためにご利用下さい。 診断の指標解説 ユングの類型論の指標(内向:I‐外向:E、感覚
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欧文専門誌・専門書寄贈先募集 当研究室には、40年近くにわたって集めてきた、欧文の専門雑誌や専門書が数多く収蔵されています。それは、ひとつには、自分の研究のために必要な文献が、わが国にはほとんど存在しなかったため、自分の手元にすべて集めてしまおうと考えたためです。それはまた、他の研究者にも利用してもらえるように、誰もが利用できる国会図書館にいずれ寄贈するためでもありました。そして実際に、超常現象研究の分野に限って言えば、19世紀半ば以降、欧米で出版されてきた重要な著書や専門誌のほとんどを揃えることができました[註1]。 そして、一昨年、予定通り、かなりの分量の蔵書を国会図書館に寄贈したのですが、実際に引き受けていただけたのは、当方の申し出の半数弱でした。定期刊行物が多かったため、それでも、段ボール箱で十数箱にはなりました(その前にも、やはり十数箱分の超常現象研究関係の古書と定期刊行物を、明
2002年BBC放映の名作ドキュメンタリー「自我の世紀」第3部 日本語翻訳版をつくりました (第1部&第2部) (ダウンロード) (YouTubeで見る) 監督アダム・カーティス 原題は 「Century Of Self3- There is a Policeman Inside All Our Heads: He Must Be Destroyed(頭脳警察を粉砕せよ)」 フロイトの無意識理論がいかに大衆操作に利用されたかを辿るドキュメンタリー 今回第3部は米60年代の「自我の解放」「自分探し」ブームが 企業社会や政界にとりこまれていく過程を追います シリーズ白眉はこの回と思われる これだけ見ても最高に面白い 御用のない方60分つくって上の動画を是非ご覧あれ 以下は解説を兼ねた訳者の自分語り *友達と縁を切ったことがある 「もう来ないで欲しい」と部屋から追い出したことがある 20年も前の
「状況の無防備さ」と「猜疑心」とを積算したものが「恐怖」の総量となる。猜疑心が低くなると、信頼は高まっていく。 無害な人間と、信頼できる人間とは異なる。いざというときに、無害な人間は頼られることなく、むしろ真っ先に切り捨てられる。信頼できる人間であろうと思ったならば、約束をただ守るのでなく、約束が交わされる状況について気を配る必要がある。 恐怖は少ないほうがいい 怖いのは誰だっていやだから、人間は常に恐怖の総量を減らそうと試みる。怖い状況をそうでない形に持って行くことが理にかなったやりかただけれど、状況を無防備なままに固定されてしまうと、その人にはできることがなくなってしまう。それでも恐怖はいやだから、状況の改善を禁じられた人は、猜疑心の減量を試みて、逆説的に相手に対する信頼が高まってしまう。 整体やマッサージのようなサービスは、療法師に対して背中を向けた姿勢になることが多い。お客さんの側
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朝鮮戦争で始めてジェット戦闘機が実践に配備されると、パイロットの行動を解析する過程で奇妙な現象が見られた。ジェット戦闘機はそれまで神経伝達速度や筋肉の収縮速度などから計算される「人間的な時間」より遥かに短い時間の間で戦闘行動を行う。だからパイロットはそれについて行けないはずだが、現実には強い障害を感じることなく敵と味方を見分けて引き金を引いた。この現象をアメリカの知覚心理学者ジェームス・J・ギブソンは「アフォーダンスによる情報処理」という新しい概念を提供した[i],[ii],[iii])。 本論ではアフォーダンスの詳細には触れないが、人間は周囲環境から受動的ではなく、能動的な情報提供を受け、それによって行動や心理に影響が及ぶというものである。たとえば「銀杏の葉っぱ」は、人間が銀杏を見てはじめてその樹木が銀杏であることを認識するのではなく、銀杏の葉っぱから人間に「私は銀杏の葉っぱです」との情
そういえばというのも変だが、心理学者村上宣寛氏には2005年の著作で「「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た」(参照)があり、各種心理テストを批判している。正確には、血液型人間学、ロールシャッハ・テスト、矢田部ギルフォード性格検査、内田クレペリン検査が批判対象になっていて、すべての心理テストがウソというものではない。そして、ではなにが正しいかという話の言及は本書にはあまりない。 ネット的には、同書については、血液型人間学の批判に関心が集まったかのようだが、私個人としてはロールシャッハ・テスト批判にいたる村上氏と奥さんの物語が絶妙に面白かった。アマゾンを見ると、本書は文庫本にもなっているようだ(参照)。 面白いといえば、本書のエピローグ「仕事の能力は測れるか」も面白い話だった。リクルートのSPIに触れた学生との対話で。 「リクルートのSPIの半分は学力検査問題で、高得点の人は
⇒H-Yamaguchi.net: 読んでないけど読んでみたい心理学の本を20冊 その出版社じゃないけど。 スキナーの心理学―応用行動分析学(ABA)の誕生: ウィリアム・T. オドノヒュー, カイル・E. ファーガソン, William T. O’Donohue, Kyle E. Ferguson, 佐久間 徹 スキナーの研究の概説書, 2006/1/6 By ryo - レビューをすべて見る B.F.スキナーの業績は、学習心理学、行動分析学や行動療法の研究、シングルケース研究法、言語の研究等々で欠かせない。 そのスキナーの数多くの研究を要約している。 スキナーの生い立ちや哲学的背景にもふれている。 スキナーに対しての噂についても論じている。 とくに心理学や関連領域の大学院生にとっては、読んで損はない一書だろう。 お勧めしたいけど。
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