世界からの注目が今まで以上に高まっている日本アニメ。実際に制作しているアニメスタジオに、制作へ懸ける思いやアニメ制作の裏話を含めたインタビューを敢行しました。アニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」、Facebook2,000万人登録「Tokyo Otaku Mode」、中国語圏大手の「Bahamut」など、世界中のアニメニュースサイトが連携した大型企画になります。 全インタビューはこちらからご覧ください。 オレンジ代表作:宝石の国、モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ 蔵野市境南町にあるオレンジのスタジオ外観 元請け作品である『宝石の国』と『モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ』の制作は大きなチャレンジであったという CG制作を手がけた『コードギアス 亡国のアキト』のナイトメアフレームがズラリ 「視聴者の視点に立った、ハイクオリティなCG制作」をモットーと
フルCGアニメーションという、日本のTVシリーズ作品ではまだ珍しい形で制作されたアニメ『宝石の国』。日本のフルCGアニメは、主にメカなどの硬質なものを描くSFジャンルで発展してきたが、『宝石の国』でメインとなるのは、「宝石」と呼ばれる人型キャラクターだ。 手がけたのは、本作品が「初元請け」となる3DCG制作会社 オレンジ。同社を設立し、自らも『宝石の国』CGチーフディレクターを務める井野元英二氏は、『宝石の国』をフルCGアニメーションで表現するにあたり、キャラクターへの感情移入を最も重視したという。TVシリーズという、まだ3DCGアニメを見慣れない層にも受け入れられるCG表現とは何か。“不気味の谷”の越え方を伺ってみた。 1970年生まれ。CGアニメーション制作会社「有限会社オレンジ」代表。マンガ家アシスタント、イラストレーターを経てCGの世界へ。ゲームムービーなどを手がけた後、TVアニメ
前回『アイドルマスター プラチナスターズ』におけるモデリングの変化・変遷について で、昨年の11月頃に漸く『アイドルマスター プラチナスターズ』を購入したのだが、以前書いていたようにプラチナスターズのモデリングについてはPVの時点であまり期待してはいなかった。そして実際にプレイしてみてもこちらが想像した通りのクオリティでそこに驚きは無かった。ゲームとしては勿論、3DCGモデルやモーション、ダンスの方向性のどれをとっても「アイドルマスター最新作」に期待していたものからは程遠かった。 自分の好みに合わなかったという点も当然あるだろう。しかしそれを加味してもなお、今では珍しくなくなったアイドルの3DCGダンスアニメーション市場においてかつて金字塔と呼ばれたこのシリーズの最新作に見合うものだとは思えなかった。なのでゲーム自体はクリアするに至らず中盤辺りで満足して終わってしまった。期待していた3DC
アニメーションの制作現場といえば、セル画に手描きをするスタジオの風景を思い起す方が多いかも知れない。しかし近年はCGアニメーションの技術が格段に進化し、セル画とのハイブリット作品だけでなく、本編すべてがCGで制作された作品も増えている。わかりやすいところでは、映画『トイ・ストーリー』を世に出したスタジオ、ピクサーが先駆者として有名だ。そこからの進化は国内にも影響を与えている。 今回取材をしたのは、アニメーションに特化したCG制作を行う有限会社オレンジ。市川春子の人気マンガを原作にしたTVアニメ『宝石の国』は、日本アニメ界のCGを牽引してきた井野元英二さん率いるオレンジにとって、かつてないほど大きなプロジェクトとなった。社内の制作現場は、パソコンがずらりと並び、アナログ機材はほぼ見当たらない。取材時は残り3話分の公開を控えたタイミングで、スタッフはディスプレイに向かってモデリングツールなどを
たまには流行に乗っていこう。「宝石の国」8話では、プリヴィズが話題となりました。 そもそも、「プリヴィズ」とはなにか? ざっくりと言うと、プリヴィズとは、「共通認識を持つための仮素材」のことです。複雑なカットがあると、動画、CG部、撮影、監督の間で、カットの中身を共有するのが困難となる。そこで、「これってどういうカットなん?」を把握するために作られます。「エヴァQ」「シン・ゴジラ」など多数の作品で使われている。アニマティック、アニマティクスと言ったりも。ちなみに、プリヴィズは、プリビジュアライゼーションの略称。 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(劇場/2012) プリ(前)+ビジュアライゼーション(視覚化)=前もった視覚化 *参考 【シン・ゴジラ連載Vol.12】「全てはプリヴィズ(動く絵コンテ)のままに」 プリビジュアライゼーション-CGWORLD用語集 まあ、ざっくりとはこんな感じ。「宝石
実写にしか見えない3DCG美少女として話題の「Saya」(関連記事)が、講談社主催のオーディション「ミスiD 2018」に登場。ついに動画での自己紹介がYouTubeで公開されました。もはやどこを切り取ってもただの美少女……! ミスiD2018 オーディション「Saya」自己紹介ムービー 女性アイドルオーディション「ミスiD 2018」のセミファイナリスト132組(133人)に、女子高生AI「りんな」とともに選ばれた永遠の17歳「Saya」(関連記事)。もともとムービーのために作成されたキャラクターということで、展示会などでは公開されていましたが、今回その最新の動く姿がオーディションの自己紹介ムービーという形で公開されました。 動く「Saya」が画面の目の前に……! 動きが全部かわいいです なんという美少女 はにかむSaya(かわいい) 見てすぐに分かるほど、表情から体・髪などの動きまでリ
『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(デレステ)のアップデートで追加された“3Dリッチ”設定。 最初に紹介したとき、「ゲーム内のエフェクトを強化してステージ演出をさらに豪華にする」と書いたのだが、実際に遊びまくっていたら、それ以上の物であることがわかってしまった。 まさか、メインとなるアイドル以外もリファインされてより美しくなっていたのだ。なんとなく遊んでいるととてもわかりづらいこの差を、ここで解説しよう。 前回書いたことからおさらいしておこう。 3Dリッチ設定にすると、ライトの光などがより強調され、キャラクターにリムライト効果(光で輪郭が強調される効果)が入る。 ▲3Dリッチと通常3Dの比較。ライトが強いものが3Dリッチ。スマホでは画像をタッチすると動くので確認してほしい。 キャラクターが反射するリフレクション効果も追加され、映りこみの演出がよりステージをきらび
先日、アニメーション監督の水島精二さんがつぶやいたひと言、それは「けものフレンズ12話完走\(^o^)/ なるほど面白かったわー。脚本と監督のお仕事に拍手!3Dアニメについて前々から思っていた事が実際に起きたなと、ちょっと嬉しく思ったり。その辺、どっかで語りたい気分。ともかく、スタッフの皆さん、素敵な作品ありがとう!さて、僕も頑張って新作つくろ」という言葉だった。 その言葉を聞き、ライターの前Qこと前田久さんが反応、今回の対談が実現しました! 3DCGアニメーションの監督を経験した水島精二さんには「けもフレ」はどううつったのか? 全3回でお届けします。 第1回「エポックな作品、それが『けものフレンズ』」 ――先日、Twitterで水島監督が「けものフレンズ」に言及されていたのを見まして、ぜひインタビューさせていただきたいと考えた次第です。 水島:あの発言をした後、5月に徳島で開催された「マ
〈後編はこちら〉 「楽園追放」から『正解するカド』へ セルルックCGの進化を目撃せよ テレビアニメは、前評判を超えて思わぬ話題となる作品が生まれる。2017年春アニメでは「正解するカド」がそれにあたるだろう。「異方」からやってきた2000メートル四方の巨大な物体と、それを操る知的生命体ヤハクィザシュニナ。彼と交渉を通じて共生を図る日本の官僚・政治家たち。無限のエネルギーを生み出す「ワム」を提供されたことで、海外諸国との軋轢も抱え込むことになる――。 そんな物語の行く末も興味深いが、CGと手描きが同居する映像も、これまでにない視聴体験を生み出している。この作品を手がけている東映アニメーションの野口光一プロデューサーに話を聞いた。 1965年生まれ。岐阜県出身。東映アニメーション 企画営業本部 映像企画部長代理 兼 映像企画室プロデューサー。 CGスタジオの草分けと言えるリンクスで腕を磨き19
otocoto(オトコト)は、こだわりのある"大人のための映画エンタメ"メディアです。制作陣や出演者のインタビューをはじめ、作品の深掘りコラムや海外情報、最新の予告編動画、最新映画ランキング、ニュース記事などをはじめとした、映画やドラマなどの最新情報をお届けします。 2017年4月期のアニメも放送が5話ほどまで進んだ。 安定の面白さを見せている『進撃の巨人』『弱虫ペダル』『夏目友人帳』といった人気作品の続編はもちろんなのだが、今期のアニメを見ていて「おや?」と思わされたのが3DCGの使い方の安定化だ。 アメリカをはじめとした海外のアニメーションがCG全盛になってからかなりが経つ。むしろ、僕らが多く目に出来る海外の劇場アニメーションではいまや手描きの作品が珍しくなってしまった。 一方、日本のアニメの主流は今でもやはり手描きであり、アニメーターが生み出す“動き”の面白さこそが日本アニメの魅力そ
Cygamesは、「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ 制作事例・アート編 - 総勢60名のアイドルを最大限魅力的に表現し、ライブに集中する手法(モデリングとUI/UXデザイン)」と題するセッションを8月26日開催の「CEDEC2016」で開催した。モデリングパートとUI/UXデザインのパートに分かれており、今回はモデリングパートの模様をレポートする。 モデリングパートでは、Cygamesデザイナー部3DCGアーティストチームマネージャーの谷本裕馬氏(写真)が登壇した。『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(以下、デレステ)』は、「Mobage」で配信されている『アイドルマスターシンデレラガールズ』から派生したリズムゲームで、App StoreとGoogle Playの売上ランキングで首位を獲得した実績もあるなど、人気タイトルの一つとして定着してい
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