おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。 アメリカの大学図書館は24時間開館があたりまえで、図書館は夜遅くまで勉強する学生で一杯だというイメージが一部にあるようだが、本当だろうか? 確かめに行ってきた。 以前書いたようにハーバード大学には50を超える図書館があるが、その中でラモント図書館というところだけが24時間開館となっている(金土は10時まで)。上の写真は、今日(木曜日)の深夜12時半ごろの館内(一階)の様子。11時ごろまでは、もっと多くの学生がいたが、12時を前にかなりの学生が帰っていった。上は、ぽつぽつという感じだ。 こちらの写真は、二階の光景。こちらもぽつぽつという感じだ。 ラモント図書館には、ほかにも階があるが、全部合わせても100人はとてもいかないだろう。熱血受験塾のような光景を期待していた人には少
→紀伊國屋書店で購入 「震災をプラスに変える」 あの日から二年が経とうとしている。今も引きも切らず出されている3・11関連本の中で、本書にめぐり会えた読者は幸せである。ここには、東日本大震災の経験が明らかにし、今後も伝えていくべき何かが、記されている。それは、一言で言えば、人間の強さであり、もっと言えば、学校という場所によってそれが強められるということである。 本書は、2011年3月11日、大地震と大津波に襲われた宮城県沿岸部の学校に勤務していた教員たちに聞き取り調査したインタビュー記録を、再構成したものである。著者田端は宮城教育大学准教授、学校教育の現場をとくにその哲学的側面に関して専門に研究している気鋭の学究である。普段から学校現場を訪れ、現場研究を行なってきた、そのスペシャリストが、2011年夏以降、津波被害の大きかった学校を回り、10名の教師に被災当時の様子を尋ねた「災害エスノグラ
2013/1/59:0 ニコニコ動画×朝日新聞 被災地最前線からの報告 ―― 記者たちが探し出した『真実』(2/2) ■「ここでしか見えないもの」 亀松 川端さんは大川小学校の話をずっと継続して取材していらっしゃいますね。 川端 石巻市だけでも4000人近くが犠牲になっていますが、小学校でこれだけの規模の犠牲者は他に例がありません。今の三浦君の話にもありましたが、子どもを亡くすということはたえ難いことだと思います。 あともう一つ思っているのは、同じことが例えば東京の小学校で起きたらどうなるだろうかということ。この取材に日常的に関わっているのは私ともう一人だけですが、東京の小学校で起きたら果たしてこんな人数で取材を担当するような話だろうかと。おそらく何十人の記者が取材を続けるでしょう。それと同様のことをしなければいけない。 マスメディアは首都圏、大都市のニュースの取材を中心に報じるところがあ
2013/1/49:0 ニコニコ動画×朝日新聞 被災地最前線からの報告 ―― 記者たちが探し出した『真実』(1/2) 亀松太郎氏 おびただしい死と過酷な現実を前に、記者たちはどんな『真実』を探りあてたのか――。 震災から1年余。 メディアは、そのおびただしい被害者の数を連日のように伝えてきた。しかし「数字」となった一人ひとりには、それぞれのストーリーが存在する。その一人ひとりの物語を、そして生き残った被災者の「今」を、被災地に寄り添いながら伝えてきた5人の新聞記者がいる。 ある記者は民家に下宿し、またある記者は断水の続くホテルに住み、仮設トイレで用を足しながら取材を続けたという。がれきの中を泥だらけになって歩き回り、仮設住宅の人たちの話に耳を傾けることで生まれた被災地の記事。しかし、人の不幸をメシの種にしているという罪悪感。被害の大きさに対し、書いても書いても伝えきれないという無力感。 『
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