はじめまして。そーだい(@soudai1025)です。私は普段は技術コンサルティングや受託開発を請け負う合同会社HaveFunTechの代表として、また、予防治療の自社サービスを展開する株式会社リンケージのCTOという二足の草鞋を履き、日々、さまざまなWebサービスの開発に携わっています。 これまでの開発経験のなかで、データベース設計に関わるさまざまな問題に遭遇してきましたが、本稿ではとくに、アジャイル開発時に発生しやすい問題とその対処についてお伝えしたいと思います。開発の現場で目にしやすい実装におけるアンチパターンを示しつつ、アジャイルという指針を維持しながら、対処となるデータベース設計についてご紹介します。 会員登録のアンチパターンと処方箋 イージーな実装とシンプルな実装 Userと言う名の罠 拡張と破綻 データベースは変化に弱い 仕様変更とテーブル変更 Addで変化に追従する 正規化
■■序論 徳丸さんのスライド「いまさら聞けないパスワードの取り扱い方」に見られるように、昨今、ウェブアプリケーションの設計要件として、サーバ内に侵入された場合でもユーザーのパスワードをできるだけ保護すべきという論調が見受けられるようになってきました。 上掲のスライドでは、その手法としてソルトつきハッシュ化を勧めています。しかしながらスライドに書かれているとおり、ソルトつきハッシュには、複雑なパスワードの解読は困難になるものの、単純なパスワードを設定してしまっているユーザーのパスワードについては十分な保護を提供できないという問題があります。そして、多くのユーザーは適切なパスワード運用ができない、というのが悲しい現実です。 ソルトつきハッシュを使った手法でこのような問題が残るのは、ウェブアプリケーションサーバに侵入した攻撃者がユーザーの認証情報をダウンロードして、認証情報をオフライン攻撃するこ
Disclaimer 当記事はNewSQL開発ベンダの技術ブログや各種論文、その他ニュースサイト等の内容を個人的にまとめたものです。 そのため、理解不足等に起因する誤解・誤認を含む可能性があります。更なる理解が必要な方はリファレンスに挙げた各種文献を直接参照下さい。技術的な指摘は可能であれば取り込み修正しますが、迅速な対応はお約束できません。 NewSQLの解説は二部構成 当記事は前編でNewSQLの概要編となる。 全体の目次は下記である。 NewSQLとは何か NewSQLのアーキテクチャ NewSQLとこれまでのデータベースの比較 NewSQLのコンポーネント詳解 1章から3章までの内容を当記事で解説する。 4章はさらに詳細な技術的解説となり、後編の「NewSQLのコンポーネント詳解」で記述している。 こちらも合わせて一読いただきたい。 1. NewSQLとは何か NewSQLとは、海
SSD専用に設計された「ReThinkDB」、ロックもログも使わない新しいリレーショナルデータベースのアーキテクチャ SSDがHDDに代わるストレージとして普及しようとしていることを背景に、SSDに特化したまったく新しいアーキテクチャを備えたリレーショナルデータベースを開発しようとしている企業があります。「ReThinkDB」です。 昨年7月に、PublickeyではReThinkDBの概要を記事「SSDに最適化したデータベース「RethinkDB」、ロックもログも使わずにトランザクション実現」で伝えました。 その記事の中では、ReThinkDBがロックを使わずにトランザクションを実現し、データベース利用中でもスナップショットがとれ、また異常終了しても容易に復帰できる機能を備えている、といったことを紹介しました。 4月に米サンタクララでに行われた「MySQL Conference & Ex
Distributed Transactions: TiDB uses a two-phase commit protocol to ensure ACID compliance, providing strong consistency. Transactions span multiple nodes, and TiDB's distributed nature ensures data correctness even in the presence of network partitions or node failures. Horizontal and Vertical Scalability: TiDB can be scaled horizontally by adding more nodes or vertically by increasing resources o
ワークスアプリケーションズの牧野正幸最高経営責任者(CEO)は2015年3月12日、都内で開催中の「Cloud Days Tokyo/ビッグデータEXPO/スマートフォン&タブレット/Security/IoT Japan」で講演した。牧野CEOは「(企業内システムの中核技術である)リレーショナルデータベース(RDB)を捨てることは可能だ」と話した。 講演の冒頭で、「(企業内システムは)ここから大幅なイノベーションが起こることは間違いない」と牧野CEOは語った(写真)。消費者向けのITサービスを手掛けるグーグルやアマゾン・ドット・コムといった米企業では当たり前の「分散処理技術」が、旧来型の企業内システムにも浸透し始めるという考えを示した。 現在、企業内システムで一般的なRDBでは、「どうしても(応答速度で)秒の壁を越えられない」(牧野CEO)と指摘。データを正しい状態に保つために、リアルタイ
Apache Derby, an Apache DB subproject, is an open source relational database implemented entirely in Java and available under the Apache License, Version 2.0. Some key features include: Derby has a small footprint -- about 3.5 megabytes for the base engine and embedded JDBC driver. Derby is based on the Java, JDBC, and SQL standards. Derby provides an embedded JDBC driver that lets you embed Derby
最近発売された技術評論社のムック「データベース徹底攻略」に寄稿しました。 この本は、データベースのための本ということで、データベース設計、SQL、MySQL、Redis、MongoDB、Redshiftという代表的な要素技術についてのまとめとなっています。各プロダクト(MySQL、Redis、MongoDB、Redshift)については、現場で実際に本格的に使われている方々による記事なので大いに参考になると思います。 私は冒頭のまとめ記事を寄稿しました。詳細はぜひお手に取って読んでくださればと思います。ここでも自分が各技術を現時点でどのようにとらえているか、本ではいささか書きづらい内容について、最近流行りの言葉でもある「技術的負債」という観点も踏まえて書いておこうと思います。 ・MySQL (RDBMS) 私はMySQLの中の人でもありましたし、これまで至るところで話してきたので省略します
https://dbstudy.info/jdbcrunner/ に移転しました。 トップページに戻る Overview JdbcRunnerは各種データベースを対象とした負荷テストツールです。 スクリプトでトランザクションを定義して多重実行し、スループットとレスポンスタイムを測定することができます。 また、JdbcRunnerにはOracle、MySQL、PostgreSQLを対象とした以下のテストキットが付属しており、 ユーザが独自にスクリプトを作成する以外に、これらを用いた負荷テストを行うことも可能となっています。 Tiny SysBench - SysBench OLTPベンチマークの移植版 Tiny TPC-B - TPC-Bの簡易実装 Tiny TPC-C - TPC-Cの簡易実装 Download JdbcRunnerは、Vectorソフトライブラリからダウンロードできます。
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