今、大阪で、橋下市長と大阪維新の会が、教育を変えようとしています。 その「改革」は、はたして「子どものため」になるのでしょうか。 私たち保護者は、2011年に大阪府議会へ提出された「教育基本条例案」の内容を知るにつけ、不安が募ります。橋下市長や維新の会は、「教育とは2万%強制だ」「競争の結果の格差は認めるべきだ」と言います。そして、この条例案は、先生・子どもたち・保護者を義務でしばる一方で、結果については自己責任で突き放しています。 私たちは、「国際競争に打ち勝つ人材」になってほしくて、子どもを学校に行かせるのでしょうか。先生や学校が序列化され、機械的に評価される殺伐とした環境の中で、子どもたちの自我はどのように育まれるのでしょうか。子どもだけでなく保護者も、根拠のない優越感や劣等感に振り回されはしないでしょうか。 この条例案は、誰の立場で、誰の利益のために作られたものなのか、そこに個々の