3月3日、東北大学構内に情報通信研究機構(NICT)耐災害ICT研究センターが開所する。災害に強い情報通信技術の研究開発を使命とする、世界でも稀有な研究機関だ。東日本大震災の教訓を仙台から全国へ、そして世界へと発信していく。 被災地だからこその貴重なアイデア
「動画上に見る側のリアルタイムコメントを表示」という双方向型システムを軸に、「ニコニコ動画」(ニコ動)や「ニコニコ生放送」(ニコ生)などのサービスを有する「niconico」が、今年3度目の大型イベント「ニコニコ超会議3」(ニコ超)を開催した。いまやサブカルチャーの一端を担う一大祭典に、満を持して(?)あのNTTが本格参戦。お固いイメージで見られがちなNTTが、ネット社会を縦横無尽に動く10〜20代の来場者相手にどんな秘策を講じたのだろうか。ウケたのか、それとも……。 首相もふなっしーも大相撲も巨人も進撃する「ニコ超」とは? まずは、niconico&ニコ超についてのおさらいをしておこう。リアルタイムコメントで表現する側と見る側の垣根を取り払ったニコ動・ニコ生は、素人ユーザーのオリジナル番組や自作曲、「歌ってみた」「踊ってみた」動画の発表などで、多数のムーブメントを生み出している。いまや世
ビジネスを創る技術者の特徴は、環境などの変化を機敏に捉えて、自らの主導で動ける人材であることだ。従来の技術者にありがちな「おっしゃっていただければ良いものを作ります」ではダメで、黙々とインフラを支える「縁の下の力持ち」タイプでもない。むしろ、ビジネスにおいて主役となれる人である。 楽天証券の平山忍執行役員は、そんな技術者を「イノベーティブな人材」と評する。同社は2013年1月の株式の信用取引での規制緩和を受け、他社に先駆けデイトレードの新サービスを始めたが、そんな機先を制するサービスを企画し素早くシステムを作れる技術者がイノベーティブな人材だ。 「イノベーティブな人材とは、好奇心旺盛で『なぜ、そうなるのか』を論理的に突き詰めなければ気が済まない人のことだ。それと、他人への思いやりがあることも絶対の条件。生み出したサービスを大きくしたり横展開したりするには、周りを巻き込んでいかなければならな
デモツアー『DOCOMO R&D Open House 2013』開催にあたって、最初に研究開発センター所長の尾上誠蔵氏が登壇。ドコモが今後積極的に開発に取り組んでいく分野は“クラウド”、“ビッグデータ”、“5G”、“ネットワーク仮想化”、“ウェアラブル”、“LTE、LTE-Advanced”として、「やっとというか、ついに5Gという言葉が使えるようになった」とコメント。 続いて無線NW装置担当部長の川原敏朗氏と無線応用担当部長の石川義裕氏が登壇し、既存の2GHz帯に加えて1.7GHz、1.5GHz帯に対応、W-CDMAとLTE、LTE-A(キャリアアグリゲーション)の3方式に対応する室内基地局装置およびアンテナに関して説明を行なった。 最も注目を集めたのが、研究開発推進部長の栄藤稔氏がプレゼンした『近距離通信を活用した新たなコミュニケーション手段開発への取り組み』(関連記事)。Bluet
どのようにすればよいか?(how to do)は、どんな場合に何をすべきか(what to do)に還元される。 論文の書き方を説明するのに、〈論文には何が書いてあるべきなのか(構成要素は何か?〉〈なぜそれらの構成要素は必要なのか?〉を解説して、答えにかえよう。 論文構成の標準的な型式(Style)を、その構成要素Introduction(序論), Methods(方法), Results(結果) And Discussion(考察)の頭文字を構成順に並べてIMRAD(いむらっど/ˈɪmræd/)と呼ぶ。 頭文字は構成を記憶するには便利だが、なぜそれらの構成要素が必要なのか理由を納得した方が身につくだろう。 以下に、論文の構成要素について、その論理構造を説明し、それぞれで何を書くのか簡単な例をいくつか挙げる。 Introduction(序論) 背景と必要性Backgroud and Nec
論文誌ジャーナル/JIP編集委員会では、論文誌の採択論文数(採択率)が減少傾向にあるのを真摯に受け止め、昨年度は全国大会にて『会員の研究活動活性化に向けた論文の書き方・査読の仕方』と題した講演やパネル討論会を企画したり、新旧合同の論文誌ジャーナル/JIP編集委員会の合宿を通して、投稿数増に向けての推薦論文制度の改善/論文の書き方の指導、採録率アップに向けての査読内容の精査と手引きの充実等の活動を行ってきました。来年度も引き続きこれらの取り組みを実施していく必要があると考えております。特に、特集号の企画などを通して論文数の増大を図るとともに、投稿論文の改善につながる有益な査読結果の返送など、論文投稿をする会員にとって魅力のある論文誌を目指した取り組みを実施していくことを目指しています。 昨年度、『石を拾うことはあっても玉を捨てることなかれ』という査読ポリシーを明確にいたしました。また並行して
論文の書き方と査読の方法 (和文Dの著者、査読者のために) 和文D論文編集委員会 1. まえがき 和文Dは、年間、約500件の投稿があり、高いアクティビティと論文の質を保っている。これを支える編集委員・査読委員は全てボランティアであり、貴重な時間を割いて論文の編集・査読にあたっている。そこで、論文の著者は、これらの方々の労苦を少なくするよう、研究の内容が明確に伝わる論文を書くことが必要である。また、査読者の方々も論文査読の主旨を理解して、適切な査読をすることが重要である。 この小文は、著者の方々には、どのように書けばよいのかということをお伝えし、査読者の方々には、どのように査読すべきかということをお伝えする目的でまとめたものである。 2. テーマを絞り込む 6-8ページで主張できることには限界があることを知るべきである。あれもこれも主張しようとすると、どれもが不十分になってしまう危険性があ
バレットタイムを一人で撮影できちゃうなんて...。 6月2日まで、東京・世田谷にあるNHK放送技術研究所で開催されている「NHK技研公開2013」を見てきました。日本で唯一、放送機材の研究開発を行っている施設の発表会ゆえに、次世代を見据えた展示がてんこもり。 まずはこちらの「多視点ロボットカメラシステム」からどうぞ。9台のロボットカメラのレンズを1人の被写体に合わせることができるシステムで、カメラマンは1人でOK。それぞれのカメラのアングルが異なるため、『マトリックス』の銃撃シーンのような演出を簡単に撮影できちゃうそうです。 こちらは、今後ISS(国際宇宙ステーション)に搭載される予定の宇宙用超高感度CMOSカメラ。ハイビジョンでありながら、0.005Lxという微少な光を捉えられます。レンズマウントは4/3型(マイクロフォーサーズみたい)で、コシナ製のレンズの明るさはF0.95。ISOでい
2013/08/05展示項目の情報を追加しました。2013/06/2 2013年 技研公開は終了いたしました。 たくさんのご来場ありがとうございました。 2013/06/1 ピックアップ動画を掲載しました。 2013/05/31 技研キャラクター“新ラボちゃん”と “技研どーもくん”のお出迎え写真を掲載しました。 2013/05/23 全ての展示項目の展示資料を掲載しました。 今年の展示の一部紹介ビデオを掲載しました。 2013/05/16展示項目を追加しました。2013/05/09展示項目、ポスター展示など詳細情報を掲載しました。2013/04/23より詳しい情報を掲載しました。2013/03/21技研公開2013ののテーマ音楽「その一歩先へ」が決まりました。 再生 2013/03/18技研公開2013のホームページを開設しました。
米IBMは5月21日(現地時間)、スーパーコンピュータ「Watson」による企業向けの顧客サービスやマーケティング支援システム「IBM Watson Engagement Advisor」を発表した。 Watsonは、同社が2011年に発表した「Cognitive Computing(認識するコンピューティング)」でのビッグデータ分析を得意とするコンピュータシステム。米国の人気クイズ番組「Jeopardy!」で人間のチャンピオンに勝って話題になった。 Engagement Advisorは顧客企業およびその顧客のデータを迅速に分析することで、顧客サービスを支援する。例えば、銀行や生命保険会社は自社WebサイトやモバイルサービスにEngagement Advisorの「Ask Watson」機能を組み込める。顧客はこうしたWebサイトで自分の口座や保険プランの確認、新しいプランの相談などをW
等身大の3Dキャラクターが感情表現豊かに客と会話するデジタルサイネージが東京のアニメイト秋葉原で稼働している。キャラクターの名前は「さとうささら」。「CeVIO Vision」というシステムを使っている。 4月26日午後6時には無償の音声合成・歌声合成アプリケーション「CeVIO Creative Studio FREE」も公開された。このCeVIOというプロジェクト、素性がただものではないことは分かるのだが、どこが主体でやっているのかは不明だった。ようやくその実体が判明した。 稼働しているシステムをアニメイト秋葉原まで見に行ってみたが、MMDAgentを使った双方向音声デジタルサイネージである名古屋工業大学のバーチャル案内嬢「メイちゃん」と構成が似ている。真相を問い合わせみたが、もうちょっと待ってくれと言われて3カ月。ようやく取材が実現したのがつい先日のことだ。 話をうかがったのは、名古
筋電図は、筋線維から発生した個々の活動電位が容積伝導により電極に到達した時点の活動電位を加算(複合活動電位)し、図として表現したものです。 したがって、筋電図は筋力と同等ではなく、筋が収縮し筋力を発揮しているときに筋活動電位がどの程度、そしてどのように発生したか、すなわち運動単位の参加度合いを表現していることとなります(図1)。 それでは筋力と表面筋電図の関係を見てみましょう。 (図2)は徐々に筋力を増加させた場合の筋電図で、筋力の増加とともに筋電図も大きくなっています。 縦軸を振幅と呼び、横軸であらわされている単位時間あたりの筋電図(図中の赤枠)は、筋力の増加とともに密となります。 縦軸と横軸にあらわされた筋電図の増加はなぜ起こるのでしょうか。 発揮する筋力が弱い場合、収縮する筋線維の数は少なくて済みますが、強い筋力が必要な場合、収縮する筋線維の数も増加しなければなりません。 すなわち弱
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