衆議院の補欠選挙で相手陣営の選挙運動を妨害した罪に問われている政治団体、「つばさの党」の黒川敦彦代表が17日夜、保釈されました。 保釈されたのは、政治団体「つばさの党」代表の黒川敦彦被告(46)です。 弁護士によりますと、東京地方裁判所は17日、黒川代表から出されていた保釈の請求を認める決定をし、検察が不服として抗告しましたが、東京高裁が退けました。 黒川代表は保釈金1000万円を納め、昨夜、保釈されたということです。 黒川代表はことし4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、相手陣営の演説中に拡声機を使って大音量で問い詰めたり、選挙カーを追い回したりして選挙運動を妨害したとして公職選挙法違反の罪に問われています。 11月20日に開かれた初公判で、黒川代表は「極めて政治的に意味のある適法な行為だ」と述べ、無罪を主張していて、東京地裁で審理が続いています。