この時期になると「修論がやばい」と言っている人が増えるが、しっかりと研究をしていた人は10月に「修論がやばい」とか言わない。10月に「修論がやばい」と言っている人は、修士2年の間の成果が修士論文しか見込めない人だろう。しっかり研究をしていた人はこれまで書いた論文や発表した研究をただ流れに沿ってまとめればいいだけだし、修論なんていう外部に発表されないものに大きな労力を注ぐことはせず、修了できる最低限のラインを狙って労力を注ぐだろう。 別に、修士2年の間の成果が修士論文しか見込めない人を馬鹿にしたいわけではない。ほとんどの人間が大学時代に専攻していたり専門にしたいたりしたこととは別の仕事に、生きるために就く。多くの18歳が高校卒業後の進路に大学を選ぶことを、私は本当に不思議に思っている。だから研究を頑張ってもいいし頑張らなくてもいいと思う。頑張らなかったら、10月から「修論がやばい」と言ってな
