尖閣諸島国有化について語る石原慎太郎・前東京都知事=東京・永田町、山本裕之撮影 【聞き手・岡本智】尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化から11日で1年。当時東京都知事だった石原慎太郎・日本維新の会共同代表が朝日新聞のインタビューに応じた。石原氏は膠着(こうちゃく)した局面を打開する案として、尖閣に灯台を建設して中国の出方をみる必要性を訴えた。 ――尖閣諸島の国有化以降、中国が猛反発しました。都知事としてどう見ていましたか。 「彼らが暴動を起こさせて(日本を)非難しているのは、国有化で『国家対国家』の問題になったから許せない、ということだ。地方自治体が買った方が良かったんじゃないか。石垣市も漁民のためにお金を出すと言った。都と市で購入したらどんな因縁の付け方がある? 小学生相手に大人がけんかするような話になっちゃう」 続きを読む関連記事「尖閣、都が買うべきだった」「灯台造り中国の反応見たら