カナダで安楽死を認める「死への医療的援助法(MAiD)」が成立した2016年、任意団体「CAMAP(ケイマップ)(MAiD評価者および提供者協会)」が設立された。医療従事者やソーシャルワーカー、倫理学者ら約1600人が登録。法にのっとった安楽死を担保するため、さまざまな事例を検証、検討している。 「家族が実施を反対したこのケースでは、どうアプローチしたのか」 「この患者は、進行性の病気ではない。認めるべきか否か」 CAMAPでは毎月1回、オンラインでセミナーを開催。昨年12月3日のセミナーには約40人が参加し、実例などをもとに活発な議論を交わした。「CAMAPはいわば実務者の教育機関のような役割を担っている」。会長で医師のコーニャ・トラウトン(59)が説明する 医療機関の中には、患者の真意をくみ取るため福祉の専門家やカウンセラーらの専門チームを置くところもある。人柄、病気になる前の生活、な
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