今回の記事はいくつかの前提に立っている。その前提は次の通り。 ・被災者だからって避難所生活で我慢しなければならないいわれはない。避難所から出たいと言っても「わがまま」ではない。 ・想定ケース…いわき市で自営業をしていたが、今回の地震、それに伴なう津波から急ぎ着の身着のままで何も持たずに避難。その後さいたま市に避難してきた方 いわき市からさいたま市に避難してきた被災者がさいたま市に生活保護の申請をしたところ、さいたま市から難色を示されたというニュースがあった。これに対し、被災者への批判の声も一部(某2ch)で出ている。しかし、そのような批判は無理筋と言うものだろう。以下、検討していく。 1.「避難所があるからいいではないか」 まず見られたのは「避難所があるからそこで衣食住が満たせるだろ」という批判だ。しかし、被災者だからといってプライバシーのない避難所生活で我慢しなければならないいわれはない